初体験-2
(や、ヤバい…、姉貴をガッカリさせちゃうじゃんかよ!!)
気持ちは焦るばかりだ。焦れば焦るほど言う事を聞かない愚息を必死でシゴく健斗。そんな姿に日菜が気付かない訳がない。目を閉じて待つ日菜だが、正直どう対処していいのか分からなかった。
(自分であんなに手を動かしてもダメなのに、私なんかが役に立てるのかな…)
はっきり言って自信がない。もし自分がしてダメだったら、きっと健斗と変な雰囲気になるなと思った。そしてそんな雰囲気になれば初体験どころではない。だが日菜は今日、健斗と結ばれる決意をしている。日菜は悩んだが心を決めた。小さな頃から健斗が困っている時、助けられたじゃない!と。きっと健斗の力になれる、頑張ればきっと大丈夫、そう自分を奮い立たせた。
「大丈夫…?」
日菜は心配そうに健斗の顔を見る。健斗は申し訳なさげに謝った。
「ごめん…、こんな大事な時に…、勃たなくて…」
肩を落とし落ち込む健斗。昔からそんな健斗を元気付けて来たし、結果見せてくれる笑顔がとても幸せだった。健斗を助けたい気持ち、それは一生変わらないんだろうなと、不思議と胸がホッとした。
「大丈夫だよ…。お姉ちゃんに任せて?」
「えっ…?」
「健斗…、横になってリラックスして?」
「う、うん…」
健斗はベッドに横たわる。
「力抜いて目を閉じて?」
「う、うん…」
健斗が目を閉じると、日菜は健斗の足元に、猫が丸まるような体勢になりペニスに顔を寄せる。
「私、健斗の為なら、いくらでも頑張れるよ…?」
そう言ってすっかり萎え切ったペニスの亀頭にチュッ、チュッとキスをする。そしてとても柔らかく柔らかく、舌でペニスを舐め始める。
「ああ…」
体をモゾっとさせる健斗。
「力、抜いてて…?」
「う、うん…」
体をダラっとさせる健斗のペニスをゆっくりと丁寧に舐める。
(この間まであんなに小さくて可愛いオチンチンだったのに、いつの間にかこんなに立派になって…)
改めて弟の成長に喜ぶ日菜。愛する弟のペニスを舐めていると、それだけで勃っても勃たなくても構わないような気持ちになる。手で竿を摘み上げ裏側や玉袋まで丁寧に舐める日菜に、健斗は安心して体を任せられた。
(ああ、いつまでも姉貴にチンポ、舐められていたい…)
そんな安心感を抱いた瞬間、ようやく体をリラックスさせる事が出来た健斗だった。