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托卵妻奈莉
【若奥さん 官能小説】

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奈莉-2

 奈莉の男遍歴は特に変わったものではなかった。ある意味ごく普通の女性であればそうなのだろうと思われるような平均的なものだった。
 奈莉は、十七歳高校二年生のときに処女を失い、女になった。隣の高校の一年先輩、サッカー部のキャプテンをしていた高校三年生と付き合っていた奈莉は自然な形で夏休みに結ばれた。初めてのときは、多少お互いにぎこちなかったが、奈莉にそのときの痛みは無かった。さほど気持ち良さを感じたわけではなかったけれど奈莉が濡れやすい体質だったためかもしれない。その彼氏とはその後高校を卒業してからも付き合い続けて奈莉は結婚するのだろうと思っていたが、彼氏の就職活動の際に心のすれ違いが続いたせいで彼から別れを告げられた。奈莉は懇願するように取りすがったが彼氏の決意は変わらなかった。
 一時的に落ち込んだことはあったが、すぐに次の彼氏ができた。学生同士で身体の関係にもなったが次の彼氏に初めての彼氏ほどのものを感じられなかった奈莉自身のせいもあったのだろう、一年ほどでやはり別れた。
 そして奈莉は二十歳を過ぎ、人並み以上に美しくなっていた。大人の女性として魅力が出始め、アルバイトやら就職活動やらと社会的な接触機会が増していく中で次に彼氏となる五歳年上の逞しい体育会系の社会人の男性にアプローチをされた。かっこの良さに悪い気がしなかったためだろう、押しに弱さのある奈莉はいつしか付き合いを肯んじて初めてのデートで早くも身体を許していた。
 五歳年上の睦夫ははじめてのときから奈莉にそれまでにない性感を齎してくれた。奈莉がクリトリスで逝くことを覚えたのはこの睦夫との最初の交接のときだった。雰囲気たっぷりにキスをされ、服を優しく一枚一枚脱がされていき、ブラの上からの乳房へのタッチそして乳首への刺激をゆっくりと受けた奈莉はもうその時愛液が漏れだしてきていた。ブラを外され乳首を口に含まれて舌で転がされる気持ちの良さが奈莉の脳天を突き抜け、パンティーの横から指を入れてあそこの愛液をとって奈莉のクリトリスの先端を擦り始めたとき奈莉はすべてをこの男に与えようと思った。
 これまでの男はすぐに自分のモノを奈莉のあそこに入れたがり、奈莉がゆっくりと感じる間も無く良く濡れた奈莉のあそこの中で激しいピストンをして逝ってしまう、セックスとはそういうものだと奈莉は思っていた。しかし、五歳年上の睦夫は十分にいわゆる前戯をして奈莉を快感に導いてくれた。性技によってあられもない大きな声でよがるように奈莉を導いたのもこの男である。奈莉の乳首の性感が鋭敏になり、クリトリスがこんなにも大きくはち切れそうになるのを教えてくれたのもこの男だった。奈莉は前戯で逝くことを覚えたのもこの男とのセックスだった。奈莉が三十代になって後に出会う浮気相手の性の手練れに比べれば睦夫のものはまだ幼いものだったとしても。
 奈莉と睦夫との関係は一年半続き、その間二人は存分に身体を求め合った。ただこの男は用心深く、挿入するときは必ずゴムを付けた。長く続いた関係の中で奈莉が安全日をほのめかしても決して生で入れるということが無かった。それは睦夫の狡猾さだった。後になって振り返ってみれば明らかだったが、出来婚などには決して持ち込まれることなく、奈莉の身体だけを求めようとするものだった。
 奈莉は女の喜びを味わわせてもらったことでこの男の狡猾さを見抜くことが鈍くなってしまったのかもしれない。大きな失恋を経験しその後二人目の男を経験しただけの若い奈莉には、身体への優しい愛が本物かどうかを見極める目が欠けており、はじめて知った性愛の喜びの中である種の幻を見ていたのだろう。
 そうと気付いたときの奈莉の幻滅は大きかった。そして幻滅はその男との関係を奈莉に断ち切らせた。

 二十二歳の奈莉は、一段と美しくなっていた。真剣な恋愛は、それがたとえ相手の本性が見抜けなかったがゆえに破れたとしても、女を美しくする。女の二十二歳は無垢さを漂わせて成熟へと向かうアンバランスさが男をそそらせずにはおかない。特に奈莉においては乙女と女の間でたまらない芳香を放っていた。
 奈莉は、身長が157センチと小柄な日本人らしい可愛らしい女性だった。ストレートヘアを肩まで伸ばし向かって左から流した黒髪が爽やかさと清楚さを存分に現わしていた。ぱっちりとした目がくりくりと愛らしく、瑞々しく透き通るような白い素肌がとりわけ健康的で奈莉のなによりの魅力となっていた。濡れた様な薄めのルージュがとても似合う若さがはち切れそうな唇は、男ならすぐにでも吸い付きたくなる。胸はほどよいふくらみを持ったCカップだったが、その弾力は特上の上にも特上、素肌の瑞々しくすべすべ感を伴う特上の弾力は男を虜にしてしまう威力に満ちていた。そして大きくない割に全体の形がきれいに両の乳房を寄せ合い谷間の持つ魔力は、睦夫が奈莉を仕込んでパイ擦りをさせ快楽の限りを尽くしたほどで、のちに交接する男が必ず奈莉にパイ擦りを求めその快楽を愉しまずにいられないほどのものになった。
 そして奈莉の持つ身体の魅力の最たるものは、やはりその下半身である。豊かで水もはじくような瑞々しい肌とピチピチの肉感からなる臀部と太もも、そしてそこから膝そしてふくらはぎから足首へと抜ける綺麗な線は、男であればその奈莉の美しい下半身のどこへなりと触りたくなるしその熱く固いものをさえ擦り付けてしまいたくなる。そして、奈莉にバックから挿入し、その豊かで弾力に満ちたヒップに向かってピストンを繰り返すことで得られる快感は男にとってもうこれは極楽以上の悦楽であった。奈莉を抱けばわかるのだが、バックからピストンすると奈莉のヒップへ自分の股間をぶち当てたときヒップがえも言えぬ弾力ではじき返す、この極上の女の堪らない快感を我慢できる男はいないのだろうと思う。
 実際に睦夫はとりわけバックの体位を好み、四つん這いでのバックを繰り返した後、奈莉の肩を両手で持ちあげ立位に近い形にさせバックから突き上げるようにピストンすることを好んだ。それは奈莉のあそこの中のGスポットを亀頭の裏側で擦り上げることにもなり、奈莉が快感に哭き続け、そのエロスが満開に花開いてくれた。
 そんなセクシーな魅力が若さと清楚さを存分に纏っているのが奈莉であり、妖精と見紛う ばかりにはち切れそうな美しさを持つ女、それが二十二歳のときの奈莉なのだった。
その二十二歳の奈莉は、睦夫との付き合いの中で身体だけを求める男に懲りていたのかもしれない。そのタイミングをはかったように、十七歳も年上だったが、真面目なサラリーマンだった啓吾と知り合い、お互いのこころと身体が惹かれるように結ばれた。そしてその関係は一瀉千里に結婚へと導かれたのだった。


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