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痴態
【同性愛♂ 官能小説】

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痴態-2

暗がりに椅子が並ぶ、今日の観客は5人、男同士のSMを見る女達、鞭の音が響く、マゾの男が叫び声を上げる、今日子はドキドキしながら見ていた、心臓が早鐘を打っている、景子に誘われたのだ、初めは冗談かと思った、そんな場所があるなんて信じられなかった、男同士でSMをやるなんて、SM自体よく分からなかった、景子から聞いたことはあった、変な性癖の彼氏もいなかった、今は独身フリーだ、景子は会社の同期で一番仲が良い、その景子が言った、鞭で打たれて感じるなんてヘンタイよね、頭オカシイわ、その割にジッと見て興奮している、横にいる私の視線に気づいていない。

次の日が休みの仕事終わりに景子といつもの居酒屋で飲んでいる時に景子が言ったのだ、男同士でSMをやる所があると、観客は全員女で男の客はいないと、何でそんなことを知っているのか聞いたが笑うばかりで教えてくれなかった、景子は性に奔放だ、経験人数は私が知っている限りでも二桁、実際は三桁かも?私は今迄3人と付き合った、つまり経験人数も3人、28歳の女は多いのか少ないのか自分では分からなかった、景子は明らかに多すぎると思った、今日の観客は5人だ3人は見知らぬ他人だ、格好は皆至って普通見た目も普通である、全員日本人だ、壁際に椅子が5脚円を描くようにゆったりと配置してある、私の右隣に景子、その隣に脚を組んでいる人がいる、凄くスタイルが良い、膝下が長い、外国の女性みたいだ、その女性と目があった、軽く微笑み会釈して来た、私は目を反らしてしまった、嫌な女だと思われただろうか?微妙な角度でもう一度見た、却って睨んでるように見えるということを本人は気づいていない、女性は此方を見ていなかった、ホッとしたと同時に自分自身に嫌気が差した、気が小さい、小さくふぅ〜と息を吐いた。


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