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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 小百合 15-1

鈴木家 小百合の部屋
小百合はお風呂から上がり部屋で宿題をすませたあと
携帯で時間を見る

(8時半前 ちょっとだけLINEしようかな)

「こんばんは いい?」

「うん しおりちゃんも会話してたけど」

「そうなのね しおりちゃんとは何を?」

「パソコンのこと いろいろ」

「そっか しおりちゃん そっち方面も興味わいてるんだね」

「うちが元気ないから? 話あわせてくれてるのかもしれない」

「あ 確かに あの子なら そう言う気遣いしてくれるもんね」

「いろいろ 気配り出来る子だなぁって思っちゃう」

「わたしのことにもお節介やいたり」

「だから さゆりちゃんもこうしてLINEでしょ」

「うん そう あとくみこちゃんやゆいちゃんから
 今日の話は聞いてるけど」

「ゆみちゃんのこと?」

「うん おばさんのこと だいじょうぶ?」

「泣いちゃっただけだし」

「したくなかったんでしょ 今日」

「うん」

「明後日は?」

「さゆりちゃんにだっこ」

「それだけでいいのね?」

「くみこちゃんになにかたべさせてもらいたい」

「わたしにだっこされながら?」

「うん」

「途中でわたしが食べさせてもいいよね?」

「うん」

「じゃあ、ババロア作っておくから
 明後日持ってくね」

「いいの? ありがと」

「味はどんなのがいい? ちょこ? いちご?」

「いちごとブルーベリー」

「ブルーベリーソースかけるのがいいのね わかった」

「ありがと」

(味の好みが弟と同じなんだよね おさむくんって)

「ババロアだけでたりる?」

「足りると思う たぶん それにババロア人数分用意するでしょ」

「うん そうなるけどタッパで作るから
 まとめて作って切り分けるだけだし手間もないよ」

「そうなのね」

「だから大変じゃないから」

「ありがと」

「今日はゆきちゃんは?」

「昨日も今日も部屋には来なかったから」

「そっか」

(わたしたちとの約束はまもってるんだ ゆきちゃん)

「でも、ご飯の時はちらちらと視線を送ってきてる」

(関わりたいけど我慢してるのね)

「しばらく 様子みましょ」

「いつ爆発されるかわからないから怖い」

「あ…」

(我慢してて限界になったら…反動でいじめそう)

「不安」

「わたしたちがそばにいればいいけど
 夜だと難しいもんね」

「うん」

小百合は時間を確認しつつ

「そろそろ 時間だから」

「うん 明後日」

「明後日ね それじゃ、おやすみ」

「おやすみなさい」

(ゆきちゃんは部屋にいってないようだから
 それは安心したけど
 反動が怖いっておさむくん言ってるし
 注意して見守らなきゃ
 明後日のババロア 冷蔵庫に材料あるか確認しよう)

小百合は台所に向かい
真治に作ってあげてるババロアの材料を確認する

(材料は足りてそうだね 作ってしまおう)

一人 ババロア作りをせっせとこなしていく小百合だった


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