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新体操の美少女・三原レイ
【その他 官能小説】

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レイちゃんは生理中-2

「ちょっと待ってくれ。おれは何もしていない」三宅はなんとかしなければと必死に考えを巡らせた。誤解なんだ、と言いながら、手のひらをぶるんぶるんと振った。

「何が誤解なのですか! 何もなくて三原さんが悲鳴を上げますか?」

 ゆり子の視線は厳しい。三宅は蛇に睨まれた蛙だ。

「おれは、つまり、三原レイちゃんががんばっているから、励ますためにスキンシップしたんだ。そうなんだ」

「わたしに、そんな詭弁は通用しません」

「詭弁だなんて。ゆり子先生、可愛い顔して冗談きついなあ」三宅は意識的におどけた。

「今から三原レイさんに事情を訊きます。そして、それからどうするかは考えます」

 三宅はがっくりと肩を落とす。境屋ゆり子はレイの肩に手を当てて支えるように歩いていく。そして振り向いた未来乃の眼差しは、三宅を軽蔑していた。明らかに軽蔑していたのだ。

 チキショー。三宅は屈辱にまみれた。おれは、三原家の物干しから盗んだ、ピンク色のハイレグショーツを眺めながらマスターベーションするしかない人生なのか。悔しい。学校をクビになるのかも知れない。クビになったら、三原レイを襲って強姦してやる。今に見ていろ。


 境屋ゆり子は、レイから一部始終を聞き、田宮五郎校長に報告することに決めた。
 レイちゃんは世の男性を魅了するオーラがある。素晴らしい。だけど、三宅の所業は赦せない。絶対に赦してはいけないと、ゆり子はかたく誓ったのだった。



 十月末の日曜日。レイは生理になった。二十八日周期きっちりだ。恥部に羽根付きナプキンを当てて、渡部のマンションを訪れたくはなかったが、会うことを約束していたので、ベージュ色のパンティを穿いて、トートバッグを持って、午後6時すぎ、ボナールマンション503号室の扉を開けた。

 渡部はすぐにレイを抱きしめた。愛しくてたまらなかったのだ。勃起してくるペニスをきょうこそ、少女のパールピンクの秘口に差し入れたい。処女膜を破りたいと願った。

 レイの唇は、渡部の唇に塞がれた。激しいキスだ。少女の口の中に舌が入った。誰にも陵辱されていない、なめらかな舌を味わうように渡部は熱くねっとりとディープキスしてきた。

 長いキス、そしてニットセーター越しに小さな乳房を揉まれたレイは、渡部に気遣われ、キッチンダイニングの椅子に座り、グレープフルーツジュースを飲んだ。

 何事にも相手の気持ちを考えるのが渡部流だった。相手の気持ちを考える繊細さを持ち合わせているが故に、女性との交際においても傷つくことが多かったのだ。渡部は三十一歳で結婚歴あり。二年前に離婚していたのだ。

 レイは生理が来たことを言わなければいけないと思った。

「渡部さん」

「はい?」

「わたし、実は、生理なの。だから、その……」

「そうか、それは仕方ないよ。きょうはおっぱいだけ愛撫してあげる。してもいい?」

「……」

「好きだから愛撫したい。いいだろう」渡部は優しく言う。レイは無言で頷く。してほしいとは言えなかったのだ。

「わたし、スリップみたいなベビードール買ったの」

「そうなんだ」

「きょう持ってきてる」

 レイは首筋を吸われながら寝室に入った。手にはベビードールを持っていた。

「紀夫さん、着替えるから見ないで」レイは渡部に背を向けて、ニットセーターとフレアーミニスカート、濃紺のストッキングを脱いだ。ブラジャーを外すか迷ったが、渡部が喜ぶならと思い、背中のホックを外した。ライトブルーのベビードールに着替える。

 なんて綺麗な脚なんだ。渡部はレイの脚線美に見惚れていた。

「見ないでって、言ったのに」 レイは唇をツンと尖らせた。

「レイちゃんの脚が美しくすぎて、顔をそむけることができなかったんだ」

「新体操は美しく動かないと。わたし、全国大会に出たいから、きちんとケアしているの」

「うん。レイちゃんは中学時代から、糖質を控えたりしていたもんな。努力家だよ」

 渡部はベッドに腰掛けていた。ベビードールを着た少女は渡部の横にちょこんと座った。レイの心に緊張が走る。二度目とはいえ、期待と不安で揺れ動いていた。

「可愛いベビードールだね」


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