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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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どうしたの?-2

「おさむくん 家でもちゃんと食べようね?
 わたしなら食べる…はよくないよ?」

だって

「だってとか言わない めっ!」

おさむの顔を見つつ
めっ!をするとしょんぼりするおさむの
頭を撫でつつ

「あさっても食べさせてあげるから
 それなら 家でも食べるよね」
「うん」
「くみこちゃん あさっても?」
「さゆりちゃんがだっこしてるわけだし」
「わたしも食べさせたい」
「おさむくん しおりちゃんの介助は?」

あさって?
いま?

「しおりちゃん どうする?
 あとすこしあるけど?」

句美子は手に持ってる皿を
詩織に見せつつ言う

「いましてもいいなら したい いい?」

うん くみこちゃんといれかわり

「うん そうだね」
「じゃ、おさむくん おいで」

手に持ってる皿を近くにおいてから
おさむを受け取りだっこする句美子
詩織は右手に皿を持って
左手で唐揚げを箸で掴んで
左隣から食べさせていく
幸せそうな表情をするおさむをみて
ふたりは

(どうやら回復してるみたい)
(悪化しなくてよかった)

ホッと胸をなで下ろすのだった
優美も同じく

「くみこちゃん ありがとうね
 わたしの失態を帳消しにしてくれて」
「あ いえいえ 木曜日はしないでくださいね」
「うん もちろんよ」
「はい あと少しだけど あーん」

詩織はおさむに食べさせていると
玄関から優依の声が聞こえてきて

「ただいま」
「あ おねえちゃん」

優花は玄関に行き優依を出迎えつつ

「おかえりなさい おかあさんやらかしたみたいだから」
「え? えぇ? それで おさむくんは?」
「うん くみおねえちゃんがあんていさせてくれたから」
「よかった…」

うがいと手洗いをして
客間にやってきて

「くーちゃん めんどうかけちゃったね」
「おかえり ううん だいじょうぶ
 いきなり わたしの顔みた途端に泣き出したときは
 びっくりだったけど」
「あー くーちゃんだからだね
 甘えられる相手の顔みたら泣き出す
 子どもにはよくあることでしょ
 おさむくん 33なんだけどね」
「言われてみれば お母さんの顔みて泣き出すとか
 小さい子どもだとよくあるね うん」

ふたりの会話を聞いていて
詩織は

「ふたりともおさむくんのこと
 小さい子どもとしてみてるでしょ?」
「あ あは」
「わたしはそうかもしれないかな
 お母さんしてること多いし」

わらってごまかす優依と
おかあさんしてるからって言っちゃう句美子

「ゆいちゃんもくみこちゃんも…」

でも くみこちゃんは
おかあさんしてくれてるから

「おさむくんまで自分でそんなこと言わないの」

呆れる詩織
おさむが書いたことをみて句美子は

「わたしがいっぱい甘えてって言ったもんね」
「それで おかあさん…」

優依は優美を睨み付けると

「ひっ…ご、ごめんなさい」
「反省はしてるみたいね」
「うん」
「なら もう言わない それにそろそろ時間でしょ」
「あ うん そうだね 優依 夕ご飯の支度おねがいね」
「うん」

ゆいちゃん
たまごやきとからあげ ありがと

「うん 今もしおりちゃんに食べさせて貰っていたようだし」

いつもありがと

「ううん ほんとはわたしがだっこしてあげたいけど
 なかなかできなくてごめんね
 だから くーちゃんなんだけど
 くーちゃんもありがと」
「ううん それでおさむくんどうする?
 わたしもついて行く?」
「えっ? くみこちゃん」

優美は驚いて句美子の名前を呼ぶ

「おかあさん一人だと不安と言うことだよ
 わたしもくーちゃんも」
「優依まで…」

うーん
ゆみちゃんだけでいい
くみこちゃんもごはんのしたく

「おさむくん へいき?」

うん いたくされたわけじゃないから

「そっか なら ついて行かないけど
 明後日ね」

うん しおりちゃんもあさって

「うん 明後日ね」

ゆいちゃん

「うん 木曜の昼はなにたべたい?」

はんばーぐかころっけ

「おさむくん ハンバーグとコロッケ好きだよね」

うん おもいつかなくて

「あはは じゃ、優花 明日はハンバーグかコロッケね」
「わーい どっちもすきだから うれしい」
「それじゃ、おさむくん いこう」

優美はおさむをつれて
車に乗せた後
久保田家に向かって車を走らせるのだった

おさむたちが出て行ったあと
句美子も

「さて わたしも帰るね」
「うん くーちゃん おつかれさま
 しおりちゃんはどうする?」
「わたしはしばらく
 ここで時間潰そうかと 台所で手伝わせて」
「わかった じゃ、しおりちゃんには夕ご飯の手伝い頼むね」
「ありがと」
「それじゃ、ゆいちゃん しおりちゃん 明日ね」
「うん あしたね」
「うん またあした」

句美子は帰宅していき
優依と詩織は台所で夕ご飯の支度をはじめるのだった


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