尊大な男 2-4
中指が割れ目をねっとりとなぞってから、じわじわと膣内に差し込まれる。ぬる……ぬる……、と時間をかけて、校長の指が少しずつユリの中へ侵入してくる。
「あああっ……!」
「なんだ、そんなに腰を振って」
絶え間なく与えられる乳首への快感と、膣内へ押し込まれた指の感触。背中は仰け反り腰が跳ね回る。
「アレがよく効いとるようだな。そろそろたまらなくなってきたんじゃないか? うん? どうしてほしいのか正直に言うんだ。我慢しようとしても無駄だぞ。アレにはそういう効果があるからな……くく」
アレ、とはきっと先ほど飲まされた白い粉末のことだろう。そんな怪しげなものを校長は一体どこから手に入れたのだろう、とユリは一瞬考える。が、拷問のようにつづく快感はユリの思考能力を奪い消し去ってしまう。
「な……中を触ってください……っ」
「そうかそうか。どれ」
校長がニヤリと笑い、手首をゆっくりと返す。中指が膣壁をざらり、ざらり、と撫でていく。
「あぁっ……!」
そのまま指による膣責めが続くかと思われたが、校長はユリの予想を裏切るように手を止めた。
「お前の望み通り中を触ってやったぞ。これで満足か?」
「も、もっと……」
「なんだ、足りないのか?」
「もっと、触って……ください……っ」
「こうか?」
校長の指先は、ぬるり、ぬるり、と、じれったいほどゆっくりと膣壁を撫で回した。凌辱を拒む心に反して、身体は更なる快感を求めてしまう。こんな下劣な男から強制的に与えられる快感を――。
「いっ……入れてください……!」
「それでも教師か。もっとはっきり言わんと分からんだろう」
「校長先生のを……中にっ……」
「ワシの何をどこに入れてほしいのか、ちゃんと言えと言っとるんだ。言えないようではワシも止めるしかないぞ? うん?」
校長はユリの口から下品な言葉が出てくるのを待っているのだ。
「校長先生のおちんちんをっ……私のアソコに入れてくださいっ……!」
「それでは70点だ。いつまで気取ってるつもりだ。『チンポ』『マンコ』ぐらい言えるだろう?」
「校長先生の、ち、ちんぽ……を、私のオマンコに……」
「80点だな。目上の人間にものを頼むときは丁寧な言葉づかいで、へりくだるのが常識だろう。教師としてその程度のことができんようではこの先が思いやられる」
それはもっと下品な言葉で哀願しろという命令だ。応えなければ生殺しのままで、気が狂うほど焦らされ続けるのだろう。
「校長先生のおちんぽを私のマンコに入れてくださいっ……!」
「90点だ。まあいいだろう。お前の淫乱マンコにワシのちんぽを入れてやろう」
ペニスの根元に手を添え、ユリの割れ目に先端があてがわれる。
「ほれ……」
亀頭がぬぷんと膣口に入った。
「あぁんっ……!」
熱く硬いペニスが入ってくる悦びに、ユリは子宮が震えるのを自覚する。だが、校長はそこで再び動きを止めた。
「入れてやったぞ」
先端を入れたまま静止し、ニヤニヤと笑いながらユリを見下ろしている。ペニスを奥まで迎え入れようと、膣肉が収縮を繰り返すのが分かる。
「マンコの奥まで……根元までおちんぽを入れてください……!」
「こうか?」
ぬるぬると膣壁を擦りながらペニスが入ってくる。
「あっ……あっ……」
「奥まで入ったぞ。どうだ?」
膣がペニスをすべて飲み込んだところで、またも校長は静止する。一体いつまで焦らすつもりなのか――本当にユリの気が狂うまで焦らすつもりなのかもしれない、とすら思う。
「ああっ……お願いします……もっと……!」
今度はゆるゆるとペニスが引き抜かれ、亀頭が膣口で止まる。
「満足か? お前の望み通り奥までちんぽを入れてやっただろう?」
「もっと入れてほしいです……おちんぽでマンコの奥を突いてほしいんです……っ!」
膣の収縮が止まらない。獰猛なペニスで膣内を満たしてほしい。早く中に入れて欲しくてたまらない……。
「奥を突いてほしいだと? だったら今日も生中出しだぞ。お前の子宮がワシの精子でパンパンになるまで何度も注ぎ込んでやるぞ。いいな?」
「そ……そんな……」
「それともこのまま朝まで乳首責めされたいか?」
「わかりました……」
「よしよし。じゃあ自分の口でもう一度ちゃんと言ってみろ。どうしてほしいのか、な」
「校長先生のおちんぽで私の淫乱マンコを突いて、精子をたくさん生中出ししてください……!」
完全に陥落したユリの言葉に、校長は目を細めて言った。
「お前は本当にスケベな女だ。お前に飲ませたアレはただの胃薬なんだからな……」
「そんな、嘘……!」
突如告げられた真実に、ユリは目の前が真っ暗になった気がした。こんなにはしたなく乱れてしまうのはあの薬のせいなのだと思っていた。だから抗えないのも仕方のないことなんだと自分を納得させて、どうにか自尊心を保っていた。だが本当は違ったのだ。こんな馬鹿げた単純な罠で自分の本性を思い知らされ、ユリは愕然とするしかなかった。