ラブジュース溢れすぎて-3
レイのショーツは愛液でぐっしょりになっている。渡部はクリトリスを擦りつづけた。
「ああああ、もうだめっ!」
少女はヴァギナから多量の愛液を放出した。
「レイちゃん、愛している」
渡部はレイを抱きしめる。
「ショーツの替え、持っているの?」
「持っていない」
「コンビニで新しいのを買えばいい」
高円寺北二丁目のファミリーマートに男性とレイが入ってきた。雑誌のコーナーでグラビア本を立ち読みしていたのは三宅勝徳だ。
「サニタリーショーツしかない」
背中でレイの声がする。
「買ってあげるよ。ここのトイレで着替えればいい」
レイと同行している男の声だ。いったい誰なんだ? レイはショーツを買うのか? もっと様子を窺いたいが、レイに気づかれてはいけない。
トイレでパンティを穿き替えたレイは、男性とともにファミリーマートを出ていった。
三宅は逡巡したが、ファミマを出た。レイと男性の姿を探したが、見失ってしまう。
あの男、三十歳くらいか? 何者なんだ?
三宅は高円寺駅前まで歩いてきた。深まりゆく秋だけに夜は冷える。同僚の境屋ゆり子教諭は西荻窪に住んでいたな。飲みに誘ってみようか。
ゆり子のケータイに電話する。
「三宅です。境屋先生、いまから一杯ひっかけにいきませんか」
「一杯ひっかけるって?」
「いま、西荻にいらっしゃるのですか?」
「はい。西荻にいますが」
「かるく飲みにいきましょう」
「申し訳ないのですが、いま、友人と一緒にいるので。すいません」
「そうですか。それは残念。またの機会に飲みにいきましょう」
申し訳ありませんと、ゆり子は言って、一方的に通話を切ってきた。
クソ! あばずれ。ゆり子と一緒にいるのは渕上直希ではないのか。最近、職員室で親しげに話していたからな。
渕上直希。仮性包茎野郎め。
三宅は路上に唾を吐いた。
つづく