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先生は僕らの女王様
【教師 官能小説】

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崩れた均衡@二人の男からの愛撫-1




その翌日ーー

由美香は元々土曜日が勤務日で、日月が休みだ。
勤務終わりの土曜日、同じ職場で、学校の最寄り駅から三駅ほどの場所に住む平田清香(ひらたさやか)の家に行くことがよくあった。

「えっ、瀧岡先生、まじぃ?!」

ローテーブルの上の、平皿に出したポテトチップスを口に放り込みながら、清香が声を出す。

由美香は地歴公民科の教員で、清香も同様の教科だった。
清香は由美香より十歳年下で、二十三歳になる新卒の頃から、由美香と同じ高校に勤めている。
つまり、丸八年勤め上げ、勤続九年目である。
彼女は独身だが、男性との浮いた噂を、付き合いが長い由美香でさえ聞いたことがなかった。

ふんわりと仕上げられた前下がりのボブ、栗色に染められた髪の毛。ぱっちりとした目。ぽってりとした厚みのある唇。

ナチュラルメイクとはいえ、彼女の容姿は職場でも目立つ。
いつもボディラインが出るようなぴったりとした服を身につけ、男子生徒からも羨望の的だった。

だが、清香は難関私立大学出身者で、新卒で採用になっていることからもわかる通り、仕事に関して非常に評判が良い。

教科だけでなく、校務も由美香と同じでーー進路指導部だった。
由美香は進路指導部の部長になって、三年目だった。

ーーゆるいウェーブのかかった髪の毛を先を触り、由美香は恥ずかしそうに口を尖らせる。
そして、中指でフレームのないメガネの鼻の部分を押し上げる。

清香が部屋着でTシャツ、ハーフパンツなのに対し、由美香は仕事終わりにここにきているので、黒のVネックの半袖のシャツに、黒のワイドパンツを身につけていた。
由美香の学校は、オフィスカジュアルであればよく、服装に関しては比較的ゆるいほうだ。

「ま、マジってそんな驚くこと……ないでしょ。清香ちゃんたちだから言ってるのにっ」

清香ちゃん「たち」ーーそこには同じ進路指導部の、堀尾翔(ほりおしょう)、高橋拓真(たかはしたくま)がいたのだった。
二人共、清香の二つ上だが、同じ年に勤務し出した同期だった。

もともと同期の三人でよく飲んでいたらしい。
だが五年前に、由美香の校務が進路指導部に配属となり、先に進路指導部にいた彼らと話すようになってから、由美香も含めて会うようになっていた。

翔は国語科の教員で、細身で、身長が一六五センチほどの、小柄なタイプだった。顔も、かなり童顔だ。
だが、元々陸上部で長距離をやっていたらしく、細身でありつつそれなりに筋肉質な体をしている。
マッシュカットで、綺麗に刈られた襟足の辺りが清潔感を醸し出している。

一方、理科の教員の拓真は、色白で、知的な印象を受ける。
学校では普段、白衣を着ており、女子生徒からの人気も高い。
襟足が少し長めで、どこか軽そうな雰囲気も見受けられる。
その反面、生徒にはあまり感情的にはならず、どちらかといえば冷たい方だと思われている。
理科の教員ということもあって、「生き血でも吸ってるんじゃないか」と言われるくらいだった

教職員ともあまり群れることなく、だが清香や、翔とは密かに仲良くしていたのだった。


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