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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 優依 46-1

橘家 優依の部屋 9時過ぎ
お風呂をあがり一息ついて
寝るだけになってから優依はパソコンの前に座ると
おさむにLINEを送る

「ゆいだよー 起きてる?」

「うん おきてる」

「8時台はなにしていたのかな?」

「しおりちゃんとさゆりちゃんとLINE」

「ふたりともなんだ あれっ? くーちゃんは?」

「くみこちゃんは夕方に
 夕ご飯前にご飯食べるようにって注意するためにくれた」

「さすがだよね くーちゃん」

「叱ってくれるのはうれしいしありがたい
 くみこちゃんだけじゃなくて
 しおりちゃんとさゆりちゃんにも同じように
 食べなさいいわれた」

「みんなから言われてる
 みんな心配だったんだからね わかる?」

「うん ごめんなさい」

「明日の朝も食べないとだめだよ いい?」

「うん さゆりちゃんにも約束させられたから」

「さゆちゃんからも? ほんと みんな同じ事するのね」

「それだけ食べないのが目に見えてるからかも」

「自覚してるなら 食べようね 少しでもいいから」

「うん」

「昨日のこと 学校でゆきちゃんに聞いたけど
 わたしじゃなくて くーちゃんの名前呼んだのね」

「え? ごめんなさい」

「どうして 謝るのかな?」

「だって とっさにくみこちゃんの方を」

「ちょっと妬いたけど怒ってないよ?」

「ほんとに?」

「もう…怒られることばかり すぐ考えるのはだめだよ?」

「ゆきちゃん すぐ怒るから」

「ゆきちゃんのトラウマなのね」

「ゆみちゃんも…」

「お母さんも 確かにそう言うところあるね
 ふたりに対して怖いと思ってる?」

「うん 昨日も部屋に入ってくるなり睨み付けてきたし」

(ゆきちゃん そう言うことするからおびえるのわかってるでしょ
 治してくれないのかなぁ はぁ…)

「ゆきちゃんにはしばらく離れるように言っておいたから」

「暴走しない?」

「んー? それはわからない あの子 精神的にもやられてそうだから」

「うちのこと そんなに好きでいてくれてるの?」

「わたしだけのものになってほしいって言ってたからねぇ あの子」

「それって 他の子には関わらないでってことだよね」

「うん そうだね」

「ゆいちゃんが彼女になってくれない理由
 わかってて そんなこと言うの」

(そーだね わたしが彼女にならない理由
 みんなで仲良く…なのに ゆきちゃん)

「うん わたしの考え 理解してるはずなのにね
 どうしたらいいのかわからなくなってる
 おさむくんは…わたしだけがいい?」

「気が多いのはごめんなさいだけど
 くみこちゃんもしおりちゃんもさゆりちゃんも
 みんないい子だから」

「あは くーちゃんだけじゃなくて
 さゆちゃんもしおりちゃんも好きになってきてるのね」

「うん いい子だもん みんな」

「そうだね 心配してくれたり
 おさむくんのために料理覚えたり」

「ほんと ありがたいもん」

「だから ちゃんと食べないとね
 それに わたしとくーちゃんだけとなるのも
 だめだからね さゆちゃんもしおりちゃんも…」

「うん」

「あ 明日のお昼は唐揚げと卵焼きね さめちゃってるけど」

「ありがと いつも」

「わたしとお母さんのふたりで作ってるから
 わたしだけの手料理でもないけど」

「それでも食べること出来るのが嬉しい」

「ちゃんと食べてね」

「うん」

「それじゃ、わたしもそろそろ寝るけど」

「うちも寝る」

「おしっこは? ゆきちゃんこないとなると」

「さっき おかあさんにしてもらった」

「それならよかった じゃ、おやすみ」

「おやすみなさい」

(おさむくん 思ったより元気でよかった
 さゆちゃんもしおりちゃんも好きになっちゃってるみたいだね
 ふたりとも頑張ってるみたいだし
 遠慮しないで誘惑していいよって
 わたしが言ったわけだもんねぇ
 わたしが彼女になっていたら
 みんな 今の関係になってなかっただろうなぁ
 それぞれ料理するようになってるし
 そう言うのもなかったと思うと
 わたしの選択は間違ってないはず…と思いたい)

優依は自分の選択が
これでよかったのか悪かったのか
少し不安になってるものも
句美子、小百合、詩織の状況を思えば
間違ってない…と思いたい
ただ、一つだけ…幸子の精神状態だけは
不安でしかないと感じる優依だった


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