処女最後の性器-1
「じゃあ行って来るね?帰りはいつもぐらいかな。」
両親がそう言って出かけて行った日曜日。日菜と健斗は両親を見送る。
「いってらっしゃーい」
2人は車に乗り職場に向かった。その瞬間、2人の胸はざわつき始める。健斗はいつものように姉といやらしい事をする期待に胸をざわつかせる、だが日菜はそれだけではなかった。それは今日、処女に別れを告げる決意をしているからだ。いざ当日になるとどこか緊張している自分に気付いた。
両親を見送ってから2人はリビングのソファに座りテレビを見ていた。いつもなら日菜にせがみオッパイを揉みながらテレビを見るところだが、今日は何となくせがみづらい気配を日菜から感じた。そんな日菜に健斗は直感的な感じた。もしかして京川、いよいよ…と。そう思った瞬間、健斗も緊張感に包まれた。
会話も単発で途切れがちだ。な何か喋らなきゃ、そう焦ってしまう健斗は心が浮つき言うつもりではなかった話題を口にしてしまう。
「昨日の夜もお父さんとお母さん、凄かったね…」
言った後に何を言ってるんだとすぐ後悔した健斗。日菜は少し恥ずかしそうに答える。
「う、うん…、」
マズイ、会話が途切れて変な空気が流れそうだ、そう思った健斗はもうその話題で会話を繋ぐしかなかった。
「昨日のお母さんのフェラチオ、激しかったよね?」
いつもより啜り音が大きかった。それにしゃぶりながらいやらしい言葉をいつもより多く言っていた。
「そうだね、エッチだった…」
体をモジモジさせる日菜。日菜はどう自然に健斗を自分の部屋に招き入れるか迷っていた。いかにもヤる為に連れ込むのは嫌だ。自然な流れで部屋に招き入れたかった。
「俺は姉貴の丁寧なフェラチオの方がいいな。超気持ちいいから。」
「ありがとう…」
そう言って体を健斗に預けた。ドキッとした検討だが、しかしすぐに何となく幸せな気分になる。
(いつまでも姉貴と仲良くいたいな…)
小さな頃から優しくて大好きだった姉。気付けばいつのまにか身長が日菜を超えていた。それでも姉の存在は計り知れない程に大きく、そして大事なものだ。頭を傾け健斗の肩に預ける日菜。健斗は日菜の肩に手を回した。
(好きだ、姉貴…)
姉への愛情が溢れる朝だった。