処女最後の性器-5
「姉貴…、すきだよ…。大好き…」
日菜の顔を見つめる健斗。日菜は嬉しかった。
「私も大好きだよ、健斗…」
日菜の方から唇を寄せる。お互いの体をギュッと抱きしめら体をゆっくりと滑らかに揺らしながら濃厚に舌を絡め合う。日菜の性器は濡れ、そして健斗のペニスは更に堅さを増す。
(姉貴が今、俺の物になろうとしてる…)
子供心に、セックスをすると言う事は心と心が愛によって繋がる証、セックスしたら女は自分の物…、自分は姉にとって特別な存在、そう考えている。そして目の前には、体を求める自分を受け入れようとしている姉がいる。姉を早く自分の物にしたい…、そんな気持ちが健斗の手を日菜の胸な向かわせた。
「あっ…ん…」
日菜の胸を掌に包み込んだ瞬間、色気を含んだ鼻息が健斗にかかる。それを喜んでいるのかどうかは分からなかったが、拒否されなかっただけで十分だった。健斗はゆっくりと日菜の胸を揉み始める。
「あっ…ん…、んっ…、んっ…」
日菜の喘声を口の中に吸い込む健斗。ネチョ、ネチョと言う舌が絡み合う音に日菜の喘声が妖しく聞こえる。日菜の顔には健斗の鼻息が熱く降りかかっていた。
(健斗になら全てを捧げられる…、大丈夫…、絶対に後悔しない…)
自分を抱いているのが「弟」なのか「男」なのかと日菜は考えた。しかしそんな概念は無意味だと思った。自分が今から大切な処女を捧げる相手は「愛する人」だから、と。健斗に胸を優しく揉まれ、日菜は次第に気持ち良くなって行く。ぎこちないながらも優しい手つきが何より嬉しかった。
(自分がリードしなきゃならないのに…情けない姉…)
いざ初体験の時は健斗をリードしなきゃとずっと思っていた。だがいざその瞬間を迎えると、そんな余裕が全くなかった。日菜は今の自分がいつも弟の手を引く姉ではなく、何の経験もないただの処女である事に改めて気付いた。怖い、正直不安でいっぱいだ。どんなに愛する人にでも、処女を失うと言う事が物凄く怖い…。こんな状態で健斗をリードなど出来ない…、そう思うと自分の不甲斐なさと小ささに情けなくも感じる。
「ああんっ…!」
健斗の人差し指の腹に乳首をゆっくりと転がされると、体をピクンと反応させ顔を歪ませる。こんなに怖くて不安だらけなのに愛液がジュワッと溢れさせる程に感じる自分が良く分からなくなる。が、それが男に体を愛撫される女の性なのかな、そう思った日菜だった。