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生贄の人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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おもてなし-12

「 手島社長 久美子さんを お気に入りだね 」

帰りの車の中で 森が久美子に話しかけ

「 そうね もう4年 ・・経ったのね 」

走り去る窓を見つめ 呟き 
話しの尾が切れ 森は無言で前方を見つめ
運転を続けた

今朝 社長達と朝食を終え 森の待つ部屋へ戻り
森が麻衣を見た時 麻衣の目線が外され
話しかけようとした 森の動きが止まり
窺うように 麻衣を見つめて そのまま二人
会話もなく 帰りの車中の人に成っていた

麻衣は 起きた時 温泉の中で聞いた
久美子の話が 頭の中を駆け巡り
怒りが渦巻く頭の中で この先の事を
考え続けていた 高速の単調な景色を眺め
頭の中を

怒りが・・怒りが・・・怒りが・・・・

渦巻く 

ヘッドレストの向こうに見える
頭の下の太い首にシートベルトを巻き付け・・・

頭の中に幾つものシーンが

マンションのキッチンで 包丁をメタボな腹に・・・
裸で寝ている頭に 硬い物を振り下ろして・・・
リビングの床に寝る体に跨り 包丁を振り下ろして・・・

殺したい・・・殺したい・・・殺したい・・・

拓哉と私の中を割いて 私を貪った森を

許せない・・・
許さない・・・

絶対に 許さない・・・・

隣に座る久美子が時折 前の森を睨む麻衣を見て 
溜息を洩らして外の景色に目を送り 
帰りの車中 お通夜の様な沈黙のまま
久美子を駅で降ろして 森のマンションへ戻った

何時もの様に ソファーに座り 麻衣が差し出す
ビールを傾け 麻衣を笑顔で見て ソファーを叩いた
黙って横に座り 顔を重ねようとした唇に手を当て

「 御免なさい 風邪みたいなの 」

森の隣でソファーに背を預け 森は額に手を当て

「 疲れたみたいだな 横に成りな 」

麻衣の膝に手を入れ抱き上げて ベッドにそっと横にすると
寝室を出て行った その夜 麻衣はベッドに一人で眠り
森はソファーで朝を迎えて 出社していった

マンションへ戻り 拓哉の夕飯を用意すると
麻衣は 仕事用のパソコンを取り出して
ホルダーを開いて 森に送った ボイスレコーダーの
内容を見直していった

出張から帰って ボイスレコーダーの会話を
要約して 森に送っていたが 会話を記録は
していたが 会話の内容に関心が無く 
仕入れ担当との打ち合わせ 専務や常務の
会話の中に 何か含みを持たせた話し方を

横に居て聞いていたはずなのに その時
違和感を 持たなかったのか 思い出そうとして
持っていたマウスを握り締めていた
あの時は・・・・・

・・夜の森との 逢瀬を考えていた ・・・・

森の隣に座り 森の微かな体臭が 膣を疼かせ
今夜も あの大きな物が 裸の体で抱き着き
抉る様に 体の中を犯してくる肉棒の快感に
高い声で答え 森の分厚い唇から差し出される
厚い舌が 麻衣の膣を割り 膣壁を嬲る快感に
頭を振り 身悶え シーツを握り締めて
腰を見悶える夜を 期待して 話しの内容など
聞いていなかった事を思い出していた

要約した内容を 一つ一つ読み直していく
麻衣を差し出した会社の 会話を見直していくと
幾つか 可笑しな 打ち合わせが見えて来た

・・・ 5パーセント 何時もの処 ・・・・
・・・ 入りましたら 半分を   ・・・・

麻衣は 画面を見つめて 考え続けていた
拓哉に話す? もっと証拠を集める?
久美子の話を思い出す

・・・森はまだ 作るつもりよ・・・

麻衣は心の中で 呟いた

・・・ 来年 ・・・・



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