本当のセックス-7
おじさまはそのまま、私を覆っていたタオルを全部剥ぎ取りました。
まるで天井に鏡が付いている様に、白いシーツの上に全裸で横たわっている自分の姿が映りました。
おじさまは肩肘を立てて、もう一方の手でそっと髪を撫でながら、静かに唇を近づけて来ました。私はおじさまとの初めての口づけに胸を躍らせながら、目を閉じました。
しかし、私の唇におじさまの唇の感触は届かず、その代わりにその唇は柔らかな口髭の感触と共に、私の項に触れました。そして小鳥の囀りの様な、小さな音を立てながら、首筋を登り、耳を小さくかじり、おでこ、瞼、鼻筋を通って、私の唇の周りを何度か行き来した挙句、ついに唇と唇が重なりました。
私はそのじれったい様な時間の全てを、目を閉じたまま、うっとりと待ちわびていたのです。
おじさまの唇は、私の唇の上で何度かチュッチュッと音を立て、柔らかな舌が私の唇を舐めました。そして起用にその舌で、私の唇を押し広げて中に入って来たのです。
私はずっと待ちわびていたおじさまの舌を迎え入れ、溢れ出しそうになっていた唾液と共に、私の舌で絡め捕りました。
その後二人は官能の世界に漂い、唇と唇は、糸を引く唾液の鎖で繋がれたように重なり合い、舌と舌はヌチャヌチャと厭らしい音を立てながら、お互いの唾液を絡め捕り合いました。
その音は私の頭の芯にまで響き渡り、見つめ合い、又唇を重ね、又見つめ合い、唇を重ねる事を繰り返しました。
そのうち、おじさまの唇は私の唇から離れ、頬を伝い、耳を舐め、首筋に流れて行きました。おじさまは私の身体の後ろ側に回り込む様にして、私を横向きにして、うなじ、から肩、そして背中へと唇を這わせて行きました。
そしておじさまの両手は、私の乳房をゆっくりと鷲掴みにして、揉み解し出しました。しかし私の乳首は、おじさまの指の間からプクリと顔を覗かせていて、未だに少しも触れられておらず、寂しさを募らせるばかりでした。
でも本当は、乳首もムズムズはしていたのですが、背中を舐められる快感があまりに心地よくて、声を堪えるのに必死だったのです。
そして、私は又仰向けに横たえられて、おじさまの口はお腹から陰毛を少し舐めて、大腿、膝、脛と降りて行きました。その際、おじさまの下半身が私の真横に来ていて、揺れるペ〇スが私の目に飛び込み、あの匂いが恋しくて、その時私の口はそれ欲しがっていたのです。
身体の向きを変えたおじさまは、私の片足を軽く持ち上げて、足の指を舐め始めました。
「ああ。いや。汚いです。おじさま。駄目です」私はたまらずに声を出しました。
「琴の躰を隅々まで味わいたいんだ。君の体に汚い所なんてない。全てが美しく、かぐわしい香りで、甘い蜜なんだ」
おじさまはそう言うと、唾液でヌルヌルした口で私の足指を頬張り、口の中で転がしました。
「あぁぁぁ」私の体中に快感が走り抜けて行き、お尻の穴にギュッと力が入ります。
「さあ、琴。四つん這いになって」
その時の私は、見えない糸で操られる、おじさまの操り人形でした。恥ずかしささえ喜びに感じたのです。
四つん這いになった私に、追い打ちをかけるようにおじさまが言いました。
「駄目だ。腕を畳んで、背中を反らし、もっと足を広げなさい」
私は横に向けた顔に下に、畳んだ腕を置いて、大きくお尻を突き出しました。
「あああ。何て愛らしいアナルなんだ。おま〇こからは美味しそうな愛液が溢れ出している。琴の体はどこ迄もいやらしく作られているんだね」
そんな言葉で、私を辱めながらも、直ぐにもおじさまに触れて欲しくてピクついている場所には、中々触れてくれません。
おじさまは顔を間地かに寄せているようで、熱い息が時折私の濡れた陰毛を揺らしました。
「あっ、おじさま、見てるだけじゃ無くて、きっと匂いを嗅いでるんだわ? 今日はシャワーを浴びたから大丈夫な筈なのに、私ったらおま〇こをグチャグチャに濡らしてしまって、匂うのかしら? あっ? お尻の穴も? 匂われてるの? おじさまの変態。嫌だわ。やっぱり恥ずかしい。それにズルい。私だって、おじさまの匂いが欲しいのに」
私はそんな風に思える自分の卑猥さに、ますます愛液を溢れさせるのでした。
そして突然、私の全身を快感が貫きました。おじさまの唾液をたっぷりと蓄えた柔らかな舌が、私のおま〇こ全体に押し付けられたのです。
「あぁぁ」私が思わず漏らした声が部屋に響き渡りました。
「嫌だ。今日は音楽がかかっていないわ」その事に気付きはしたものの、今の私はもうそんな事を言い出せる状態ではありません。私のクリは、おじさまの舌の唾液の海に漂う小舟の様に揺らされて、ますます充血して膨れ上がっているようです。
おじさまの舌は、決して激しさを増すことなく、ネットリとしたリズムで、私のクリとおま〇こを圧迫し続けています。私の中に快楽の上昇気流が生まれて、少しずつ私を高みへと押し上げて行くのを感じました。
「あぁ あっ おじさま。 おじさま。 わたし。 わたし。 行ってしまいそうです」
私はおじさまの許しを得たかったのですが、その言葉を漏らした途端に、頭の中で花火が弾けて、真っ白な世界に漂っていました。その後身体はビクンビクンと引き付けをを起こし、上気した体中から汗が吹き出しました。
おじさまは私のその姿を感じて、一度、口を放しました。
「うん。今のが『外いき』だよ、さあ次は何所を刺激するんだったかな?」
そう言いながらおじさまは、私の息が整うのを待ってくれているようでした。