匂いと口-7
そう言ったかと思うと、おじさまの両手が、私の髪の上に、両耳を覆うように置かれました。優しく数回髪を撫でた後、手に少し力が加わると、頬に何かが触れました。その途端、きつい匂いが鼻孔を満たしたのです。
それは何にも例えようの無い、いやらしさに満ちた甘い匂いでした。私は少し咽るように顔を逸らそうとしました。その時、私を押さえつけるように、おじさまの手により力が加えられ、スベスベとした布地が、私の鼻先に押し付けられたのです。
「臭いだろう? でも、まだ我慢できるね? そう。もっと思いっきり吸い込むんだ。この匂いで肺を満たしなさい。これが僕のペ〇スの匂いだと思いなさい。普段、ペ〇ス自体はこんなに強い匂いはしないと思うが、この匂いには、汗とおしっこと、今日琴に会ってからずっと興奮して勃起を続けていたペ〇スから滲み出たカウパー液、いわゆる我慢汁が染みている。それが僕のペ〇スの匂いだ。この匂いを琴に好きになって貰いたいんだ。さあ、今の自分の姿を見なさい」
私はそのマッタリとした厭らしい匂いに犯されながら、天井の目で自分の姿を見ました。頭を押さえつけられた私は、臭いパンツを鼻先に押し付けられて、その匂いを身体中に染み渡らせているのです。そして鼻先に当たる布地の中に、固く脈打っているおじさまのペ〇スを感じて、私は自分のパンティをも濡らしてしまいました。
私の躰の硬直が収まり、穏やかになった気配を感じたおじさまが、押さえつけていた手の力を緩めて、又静かに髪を撫で始めました。私はその匂いと、おじさまの手の優しさの中に漂い始めました。私はその匂いの中に、刺激と癒しを感じていたのです。
私はおじさまの顔が在ると思われる方へ顔を上げて言いました。
「おじさま。私。。。」
「うん。何も言わなくていい。ありがとう琴。僕の望みを一つ叶えてくれたね?」
おじさまがそう言ったと思ったら、私の鼻先の気配が消えて行きました。私は赤い暗がりの中で鼻をクンクンさせたのです。
「よし、じゃあ今度は琴に、僕が感じた興奮を味わって貰おう」
「はい? あの。えっ?」嫌だ。おじさまが私の匂いを嗅ぐのね? ダメ! 今日の私、凄く汚れてる。
「おじさま。それはダメです。私今日は凄く汚れています」
「知っているよ。だから今日にしたんだ。朝からバイトに入っている日に、そのまま真っすぐにここに来て貰ったんだよ」
「今日、ここまで進むとは思っていなかったんだけど、もし進んだ場合を考えて、そういう日を選んで置いたのさ」
「おじさま。嫌です、おじさまには初めは綺麗な私を知って欲しいです」
「ありがとう琴。そうだね初めての時はお互いにシャワーを浴びて、綺麗になって抱き合おう。でも。今日セックスはしない。今日は匂いの日だ。言う事を聞きなさい。今日、今まで僕の言った事に、間違っていた事が一つでも在ったかい?」
「いえ。ありませんでした」
「そう。じゃあ僕を信じて、僕が望む物を与えてくれるね? 僕は琴の本当の体を知りたいんだ。ボディソープや柔軟剤の香りじゃなくて、琴の体の内側から溢れ出る匂いが知りたいんだ。琴の汗や、おしっこや、おま〇こから溢れ出る愛液の匂いが嗅ぎたい。琴がどれだけ恥ずかしいか判るよ。でも、その恥ずかしさを僕の為に我慢してくれるのも知っている。さあ。自分で自分の姿を見ていなさい」
おじさまはそう言うと、私の股の間に跪く気配の後、私の腰を抱いて、お尻を手前に引き出しました。
スカートが腿の上までずり上がり、丸見えになったパンティが座面の一番前までせり出しました。そして両側の内股に置かれていた手に力が加わり、私の股は大きく開かれました。
私は腿の一番深い場所におじさまの唇の熱を感じ、鼻が吸い込む風の音が私の耳にも届いたような気がして、眩暈の渦の中に落ちて行きました。
その時、私の脳裏に映し出された私の姿は、縛り付けられ、大きく股を広げた股間に、初老の男の頭を咥え込んでいたのです。
「ああ。ああ。琴。素晴らしい匂いがするよ。パンティから、もう溢れ出ている。素晴らしい体だ。僕は今すぐにでも、このパンティを剝ぎ取って、全てを舐め取ってしまいたい。ああ。でも駄目だ。今日は匂いだけ。匂いだけの躾の日なんだ」
私はこれほどまでの興奮を覚えた自分を、今まで知りませんでした。おじさまは荒い鼻息を立てて、私の臭い匂いを吸い込み続けています。そして興奮したおじさまの鼻先が、時々パンティの上から私の勃起したクリを擦りました。
羞恥と、相手を喜ばせている事に対する自らの喜びが交錯して、竜が螺旋を描きながら上り詰める様に私は歓喜に震えました。私のおま〇こからは、止めどなくドロドロとした汁が溢れ出しているようで、内股と座面の間に冷たさを感じる程でした。
私は臭い臭い股の間に、男の顔を咥え込んで、歓喜に震えているのです。そしてその姿がとても美しい物に映るのです。おじさまの顔が股間から離れて行くのを感じると、おじさまは荒い息使いのまま、耳元で囁きました。