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甘い調教  「躾けられた三つの穴」
【調教 官能小説】

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匂いと口-5


「僕はこの話を始めてからずっと、琴の身体を触っていたね。髪だったり、耳だったり、背中だったりを。琴はどう感じていた?」

「はい。心地よかったです。」

「それは、少しはエッチな気分になった?」

「いえ。そういう感じには思えなくて、ただウットリと優しい気持ちになりました」

「そうなんだ。それは僕がそう思って触っていた事もあるけれど、琴が一生懸命僕の話を聞こうとしていたから、その二つの作用で、セロトニンと言う、気持ちをリラックスさせる作用のあるホルモンが分泌されていたからなんだ。」

 私は後半少し眠たいような気分になったのは、そのセロトニンと言うホルモンの影響である事を理解しました。

「では、ここで少し琴に、別のホルモンの作用を感じて貰おうと思う」

 そしておじさまは、背中を摩っていた手を止めて、急に後ろから両腕を回し少し強い力で、私を抱きしめました。そしてその力を徐々に強めながら言いました。

「琴、でも僕は今日、今からセックスがしたくなってしまった」

 私はおじさまのセックスと言う言葉に、ドキリとして、何も答える事が出来ませんでした。
 後ろから強く抱きしめていた手の力が緩んで、その手が優しく私の髪に触れました。私の身体がピクリと反応してしてしまいました。
 そして優しく髪を撫で。耳たぶに触れ、首筋から背中に降りて行きました。
 首筋にはおじさまの熱い息が、時折かかり、背中を摩る手が、何時もっと下に降りて行くのか、又、前に回ってくるのかと思うと、私はおま〇この奥に温かい物がこみあげて来るのでした。
「気持ちいい。でも、ドキドキもする。先走る気持ちを押さえつけようとしても、私の気持ちが先へ先へ進んで行ってしまう。」

 おじさまの手は、先ほどと同じように、私の体を摩りながら、ゆっくりと場所を移動して行きます。ただ少しだけその力加減が、軽く羽のようになったり、スッと力が加わったりと変化するので、私は常におじさまの手の位置を感じてドキドキすることに成りました。

「琴、服を脱がせてもいい?」

 おじさまのその言葉に、私のドキドキは全身を駆け巡り、おま〇この中にヌメヌメとした汁を滲ませました。そしてその汁は、おじさまの手が動くにつれ、ドンドンその量を増やして、トロリと溢れ出した汁で、又パンティを濡らしてしまったのです。
 その瞬間、私の口から「あっ」っと小さな声が漏れてしまいました。その瞬間おじさまの手の動きが止まり、腰の位置をずらして、私の顔を覗き込みました。

「どう? 変わったでしょ? エッチな気分になったね?」
 おじさまの顔が僅か数センチ先に有り、その唇は今にも私の唇に触れようとしている様でした。
「はい。恥ずかしいです。」 

「そうだね。恥ずかしいね。でもそれは琴の体が恥ずかしい体なのでは無くて、脳が恥ずかしい脳なんだ。琴の脳が、琴の躰中に『全ての指先の動きにセックスを感じなさい』と言う指令を出したからなんだ。僕は始めに『今からセックスがしたい』と言ったね? その言葉を受けて琴の脳は『これから起こる事は、全てセックスに繋がって行く道筋である』と言う認識をして、身体中にその意思を伝えた訳だ。ホルモンで言うと、アドレナリンやドーパミンの作用と言える。」

「はい。では、普通の事なんですね?」

「そう。でも、その感受性に個人差はあるよ。琴は文学に親しんでいると言う事もあると思うけど、事の他、言葉に対する感受性が強いのでは無いかな?」

「はい。」私は理解できたようで、何かまだ腑に落ちない、モヤモヤとした気分でした。

「よし、最後に、来週への課題も含めて、琴に刺激を与えてあげよう。」

「はい。」刺激? 

「嗅覚による刺激だ。匂いだね? 琴は匂いに敏感かな?」

「さあ。普通だと思います。」

「匂いは動物のセックスにとって、とても重要なファクターなんだ。犬や猫は、相手の匂いを嗅ぎまくるだろ? 匂いによって、その相手が自分の交尾の相手に相応しいかを判断するんだ。匂いで遺伝子レベルの情報交換をしている訳だ。人間も動物であるから、本来は勿論その力をある程度持っているんだ。だけど、コロンやボディクリーム、シャンプー、柔軟剤などで、本来個人が持っている体臭を覆い隠してしまっているんだね? 本当の体臭を嗅ぐことで、相手が自分のセックスの相手であるかの判断が出来るのに、その能力を放棄してしまっているんだ。だから琴に、その能力の扉を開いてあげたいんだ」

「はい。解りました。お願いします」

「うん。じゃあ、嗅覚が鋭くなる様に、目隠しをして、少し縛ってみようか。」

「え? 縛るのですか?」

「そうだよ。人は、いや動物は、一つの感覚を奪われると、その他の感覚でそれを補おうとする力がある。目隠しで視力を奪うと、残りの、嗅覚、聴覚、触覚が研ぎ澄まされる、味覚に関しては、見た目や、匂いなどの情報も作用してしまう感覚だから、少し別かもしれないけど、身体の自由を奪われることで、その他の能力を最大限活用して、情報を取集しようとするんだ」

「はい」

「じゃあ、その向かいの椅子に座ってごらん。」

 私はソファーを離れて、向かいに置いてあった木製のデスクチェアに腰を下ろしました。おじさまはキャビネットに向かい、そこに在った茶色いボックスの中から、何かを手に持って戻って来ました。


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