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甘い調教  「躾けられた三つの穴」
【調教 官能小説】

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匂いと口-2


「私に教えて下さい」私が言うと

「何を教えて欲しいの? 僕は、援交は未経験だから、世の中に出回っている情報程度しか知識は無いよ? それだけで良いのなら、五分あれば教えられるよ」

「はい。それもお願いしたいですが、もっと、男の人の事、女の身体の事もすべて教えて欲しいです。」
 そう言ってから、そこまで深く考えて来た訳でも無いのに、そう言い切ってしまった自分に驚きました。その迷いを見て取ったのか、彼が尋ねました。

「琴は、本当にそれでいいのだね?」

 私は喉がカラカラに乾いていて、サイドテーブルに置いてあった水に手を伸ばしました。グラスの周りには水滴がびっしりと付いていて、流れ落ちた水でガラスのテーブルにピタリと張り付いていました。私は小指に力を入れて、グラスをテーブルから引き剝がしました。その時、グラスの中の氷がカリンと悲しい音を鳴らしました。私は顔を上げて、自分に言い聞かせるように、ハッキリとした口調で答えました。

「はい。お願いします。」

 彼は私の言葉を噛締めるように、二、三度小さく頷き

「分かった。それじゃあ取りあえず援助交際につい話して見よう。その間に、その先の事を考えて見るよ。それでいいね?」

 そう言って彼は、援助交際について、彼の知っている事を教えてくれました。

 まず第一に、私が十七歳である事。十八歳未満の女性は児童と呼ばれて、成人男性が性的行為を行っただけで犯罪になる事。正し児童同士の性行為は認められている事。そしてその際に金品の受け渡しが発生した場合は、より重い罪に問われる事。彼は「もし僕が捕まったら『十年以下の懲役もしくは三百万円以下の罰金、もしくは併科』だよ」と言いました。

 次に、現在は街に立つ以外にアプリを使っての相手探しが主流である事。本来は結婚を目的とした行動に対して生まれた言葉である「婚活」が「パパ活」と言う言葉に変化して、「援交」と同意語として主流になっている事。

 それから、お金の事。大体現在の相場は一万五千円から二万円、美人だったり、体形が素晴らしかったり、コンドームをしない場合など、五万円ぐらい出す男もいる事
「琴なら五万出す男はザラにいると思うよ」と彼は付け足しました。
 それから全ては交渉事である為、相手の男によって値段を変化できる事。
「例えば、若いイケメン男性が相手であれば何円でOK、薄汚いおっさんであれば、十万円吹っ掛けて帰らせるとかね?」
 中には高額を稼ぐ為に、妊娠しにくい期間は、生で中に出させる子もいるらしいが、絶対にコンドームはすべきであり、100パーセント妊娠しない期間など存在はしないし、性病の危険も増える。もし私が本当に街に立つなら、ゴム在り三万が最低ベースなのでは無いか。
 そして最後に、これは完全に犯罪で当たるので、私が未成年だとしても、補導の対象になるし、学校は退学、親にはバレるので、その覚悟が必要であると、念を押されました。そこまで一気に話してくれた彼は

「ごめん。僕も喉が渇いたし、煙草を一本吸ってきてもいいかな?」

 と言って席を立ち、グラスに入った水を持って戻ると、そのままテラスに出て行きました。サッシの向こうで、視線を遠くに向けて、煙を燻らす姿を、私は何も考えずに見つめていました。

 数分後、グラスを片手に持って戻って来た彼は、私の前の席に腰を下ろすと

「よし、援交について僕が知っている事はこれぐらいだ。琴の決意に変わりは無いね?」

 と、静かな声で聞きました。私は少し挫けそうになっている自分を励ましながら、ワザと少し語気を強めて答えました。

「はい。お願いします。」

 その最後の返事を聞いて、彼の視線が一瞬鋭さを増したのを覚えています。

「うん。それじゃあ、僕と琴の間の取り決めをしよう。時間は毎回二時間前後を予定して置こう。次にお金の事。値切るつもりは毛頭ないけれど、これから琴への教育も含めて、度々会うとなれば、僕としも大きな出費になる。例えば今日の様に性交渉を伴わない場合も起こりうる訳だ。なので僕を信じて、僕に金額を委ねて欲しい。勿論、この先ちゃんとセックスをした場合は、前に適正だと言った三万円を払おうと思っているが、それでいいかな?」

「はい。お任せします。」

「分かった。それでは先ず、この場所での言葉使いに対しての取り決めをして行こうね。僕は一般的女性に対して教育をするのでは無く、琴個人に対して教育をしていくつもりだから、君の個人名『琴」と呼ぶことにするね。そして君は僕個人と言うより、もっと広い意味で男と女を学ぶ必要があるので、僕を個人名で呼ぶより、何か別の呼び方をした方が良いと思うのだけれど、どうだろう?」

「はい。でも、例えば、何と?」

 彼は少し考えた後に、こう言いました。

「おじさま。。。 うん! いいね! 目上の者に対する尊敬や謙譲を含んでいるし、服従感も出ている、そして何より少し卑猥な響きがいい。一度言ってみてくれない?」

 私にはよく理解出来ませんでしたが、言われた通りに言ってみました。

「おじさま」

 そして、そう呟いた瞬間、彼の言っている意味が全て理解できたのです。それがとても卑猥な響きを含んでいる事さえも。

「うん。いい。興奮する。琴も感じるだろ?」

「はい。恥ずかしく感じます」

「『恥ずかしい』か。それは良い兆候だ。では今後は、僕を呼ぶ時は勿論、頭の中で考える時も、その呼び方で考えるようにしなさい」

「はい。わかりました。おじさま。」

「よし。次は簡単な単語を決めて行こう。二人で同じ言葉を使って行きたい。琴は自分の性器の事を何て言うの?」


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