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甘い調教  「躾けられた三つの穴」
【調教 官能小説】

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あの男との出会い-2

 
 翌日

「しまった! 昨日店長にシフトのお願いするの忘れてた!」
 本当は昨日バイトに入った時に、夏休みの間なるべく沢山シフトを入れて欲しいと、お願いするつもりだったのを、忘れて帰ってきてしまったのです。今日はバイト入っていないので、電話を入れる事にしました。

「お疲れ様です。松坂ですけど、店長お願いします。」

「はいもしもし。松坂さん。どうしたの?」

「はい。あの昨日言い忘れちゃったんですけど、シフトのお願いなんですけど。大丈夫ですか?」

「はいはい。何?」

「あの、もう直ぐ学校が夏休みに入るんですけど、夏休みの期間なるべく沢山シフト入れて頂きたいんです。取りあえず7月中は前日大丈夫です。8月は出校日があるのですが、それ以外は大丈夫です。」

「ああ。それは助かるな〜 夏休みは人が居なくて困るんだよね? 主婦さんは子供さんが休みに入って出られないし。学生さんは帰省したり、旅行行ったりで出てくれないしね〜 ありがとう! じゃあ決まったら連絡するね〜」

「はい! ありがとうございます! お疲れ様です! 失礼します!」

 私は内心ホッとしました。夏休みの間にまとまったお金を作って、母に渡したかったからです。普段学校に通いながらのバイトでは、他のスタッフとの兼ね合いで、希望の時間に入れなっかったりもあり、月のバイト代は数万円。お小遣いと学校で必要なお金を引くと、母に渡せるお金はほんの僅かだったからです。
 母は「無理しなくていいよ」と言ってくれましたが、むしろ私が母に無理をして欲しくなかったのです。

 
 夏休みに入り、初夏の日差しがまだ梅雨の湿度を残した地面から、蜃気楼のような揺らめきを立ち昇らせていました。
 
 その日私は早朝からのシフトなのに、少し寝坊をしてしまいました。朝7時からのシフトは深夜番の人との入れ替わりで、遅刻すると深夜の人が残業になってしまいます。
 二度寝した三十分を取り返す為に、三十分でシャワーを浴び、髪を乾かし、身支度を整えて家を飛び出しました。小走りでコンビニに駆け込んだのは7時丁度で、服を着てタイムカードを押したときは、7時を2分過ぎていました。もう一人の交代のスタッフは、すでに仕事に就いていて、奥のレジでお客様の対応にあたっていました。

「すみません! 遅れました!」

「お! それは遅刻のお詫びなのかな?」

「え!? それって何ですか?」

「凄い汗じゃない? 僕が汗をかいた琴が、大好きなの知ってたからでしょ?」

 その時私は、気持ちの焦りと、小走りのせいで、汗で首筋に髪が張り付き、脇もぐっしょりと濡れていたのです。

「え!? なっ 何言ってるんですか!? 止めて下さい! もう! 早く上がって下さい!」

 私は少し怒った口調で言いましたが。恥ずかしさでますます脇に汗が染みだしてくるのを感じていました。私は奥のレジの主婦のパートさんをチラリと見て「聞こえちゃったかしら?」と言う焦りを隠せずに、その場から逃げ出しました。

「前出ししてきま〜す」と誰に言うでも無く声を上げると、商品棚に向かって行きました。
 私は商品の陳列を直しながら、羞恥と汗の引くのを待ちました。
「もう。どうしてあんなに恥ずかしい事が言えるんだろう?」そう思いながらも、彼が私の脇の匂いを嗅いでいる光景が一瞬頭を過り、脳の奥が痺れるような辱めを感じました。

「でも、不思議だわ。あの人に言われると、恥ずかしさはあるけれど、不思議に不快感が無いわ」
 もし、同じことを店長にでも言われたら、本気で本部にセクハラの苦情を考えていたでしょう。想像しただけで、気持ちが悪く、不快に思ったであろう自分の感情を考えると、女と言う物は本当に厄介で不思議な生き物だと思いました。
「店長ごめんなさい」



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