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甘い調教  「躾けられた三つの穴」
【調教 官能小説】

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処女を散らす-2


 須藤くんは同学年で他クラスのバスケ部の男子でした。まだ同じクラスになった事は無かったのですが、長身で女生徒に人気があった為、以前から私も名前ぐらいは知っていました。
 
 ある日、昼休みが終わりかけ、私がトイレに向かって廊下を歩いている時、前から歩いてきた須藤くんが突然話しかけてきたのです。

「松坂さん。俺と付き合って欲しい。取り敢えず今度の日曜にでも会えないかな?」

 私は余りの突然の出来事に返す言葉が思いつかなかったし、早く教室に帰らなければと言う思いが急に襲ってきたので、
「ごめんなさい」とだけ何とか口にして、その場を逃れようとしました。すると彼が小さな紙片を私に押し付け
「これ、ライン、考えてみて」と言いました。私は小さく頷いてその紙片を受け取り、小走りにその場を後にしたのです。


 その日、自分の部屋に帰った私は、部屋のくぐもった空気を入れ替えようと、窓を開け放ち、その上にカーテンだけを引いて、制服のままベッドに仰向けに横たわりました。
 そして改めて須藤君の事を考えて見ました。それまでたまに見かけた須藤くんの挙動からは、私が苦手なチャラさはあまり感じられませんでしたが、それでもやはり私には彼が子供じみて思えて、彼と恋愛をしている自分の姿が想像できませんでした。
 私は彼に握らされた紙片を広げ、武骨な文字で書かれた彼のラインのIDを眺めました。そしてそれを小さく畳んで、ベッド脇のゴミ箱に落としました。
「無視だな。   やっぱり」私には、それまでにも中学高校を通じて、かなりの数の男子が言い寄ってきました。しかし、私はその度に無視する姿勢を貫いてきたのです。だって「貴方は子供っぽすぎる」なんて本当の理由を言うのは偉そう過ぎるし、噓の理由をいちいち考えるのは煩わし過ぎて、無視が一番良いのだと言うことを学んで来たからです。
 しかしその時、微かに開けた窓から迷い込んだ風に煽られた白いカーテンが、私の頬をさっと撫でたのです。その柔らかな優しい感触に、私の中にある考えが芽生えました。

「SEXだけなら。   処女を捨てるだけなら、彼ならもってこいなのかも知れない」

 彼は結構モテて居そうだったし、噂では経験もそれなりに数をこなしていそうでした。それに口数の多そうな印象もまったくありませんでしたし、何より彼のがっしりとした体格は男そのものを感じさせる物だったのです。
 私の脳裏に、彼の大きな身体が、私に覆いかぶさっている情景が浮かび、頭の芯が微かに火照るような気がしました。

 私はゴミ箱から先ほど捨てた紙片を拾い上げ、ゆっくりとそれを広げて、彼の武骨な文字を見直しました。そして、彼に与える条件を考えたのでした。

「こんばんは。私とSEXがしたい? でも条件があるの。交際はしない。一度だけ。その後付き纏わない。絶対に人に言わない。コンドームを付ける。私に次の生理が来る前、今から二週間以内の日時と場所を決めて。それらを守れるのなら、SEXしましょ?」

 数時間後、夜も更けてから、彼からの返事が来ました。

「うん。したい。でも、僕にも条件がある。僕は君と付き合いたいんだ。もしその後、君が付き合っても良いと思ってくれた時は、どれだけ後でも構わない、君からそう言って欲しい。」

「分かったわ、そうする。じゃ、日時と場所を決めて連絡して。」


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