レイと未来乃、それぞれの性愛-3
高円寺、ボナールマンション503号室。
レイは、渡部の願望を聞き入れて、濃紺のストッキングを脱ぎ、Aラインスカートも脱いだ。すぐにはベッドに戻らない。スカートをきちんと畳みながら気持ちを落ち着かせようと思った。
とうとうショーツ一枚になってしまった。渡部さんに愛撫されるのは気持ちいいけれど、だけどセックスするのは怖い。わたし、どこまで許せばいいのだろう。
「レイちゃん、こっちに来て」 「はい……」
おっぱいを手のひらで隠しながらベッドに戻った。脚を伸ばして座ってと、渡部に命じられたので従った。
なんて美しい脚なんだ! ストッキングに包まれていても美しさは堪能できたが、パンティだけの姿になると、より鮮明に美脚が眼にやきついてくる。素晴らしい。渡部は、レイの背中を抱く。
レイの頬を吸って、唇にキスし、濃いめのキスを交わしながら、渡部は、ショーツ越しに少女の花園に触れる。手のひらで、恥毛の部分からクリトリス、ヴァギナへと手を這わせた。
「レイちゃんどう? 気持ちよくない?」
「……」
「よくないの?」
レイは首を振った。「紀夫さんだから、気持ちいいの」
少女の花柄ショーツのクロッチのところは湿り気を帯びていた。
「レイちゃん、こんなふうに自分で愛撫しているの?」
少女レイは、自分では愛撫していないとの意思を示した。
左の耳にキスして、舌を這わせながら、人差し指は、少女のクリトリスを押さえて円を描く。
「だめっ! ゆるして」レイは喘ぎ、嘆願する。
「どうして。これはよくないの?」
「すごく感じるの」
「もっと感じてほしい。好きだから」
人差し指だけではなく、中指も使って、レイのクリトリスを苛めはじめる。
「ああ、いやっ。ゆるして」
からだは激しくふるえはじめる。
つづく