それから-1
それからも、ボクはK子ちゃんの大学受験に向けての家庭教師を続けていましたが、家庭教師といってもほとんど名ばかりで、K子ちゃんがほぼ自学自習をしていました。たまに、お母さんが友達の家に遊びに行くときがあり、そんな日はK子ちゃんとセックスしていました。
ボクの部屋にはベビーベッドが持ち込まれ、お母さんはたびたびU子ちゃんを預けに来ました。K子ちゃんのお父さんにとってボクは、家庭教師のほかにベビーシッターも引き受けてくれる有難い学生…ということになっているそうでした。もちろんお母さんがU子ちゃんを預けにだけ来たことは一度もありませんでしたが…。
お母さんはU子ちゃんを連れて来るとボクに抱かせてくれます。ボクはU子ちゃんにミルクをあげ、ベビーベッドを寝かせます。それを満足そうに見つめながらお母さんはもう裸になって布団に横になっています。U子ちゃんはずっとすやすや眠っています。赤ちゃんながら親孝行だと思いました。今度はお母さんにミルクをあげる番です…。
ボクは結局、その年もお母さんとK子ちゃんとセックスばかりして過ごしてしまいました。卒業論文が仕上がるはずもなく、また留年しました。ボクが大学生のままもたもたしているうちに、K子ちゃんは高校三年生になりました。
K子ちゃんは模擬試験の優秀な成績のままに大学に軽々と合格しました。K子ちゃんはスケジュールをきっちりと作り上げそのとおりに実行していきました。スケジュールの中にはボクとセックスすることも密かに書き込まれていました。ボクもどうにか論文を書き終えて大学を卒業することができました。
受験が終わったK子ちゃんは、お母さんと交わしていた約束もいつしか白紙になったようで、頻繁ににボクのアパートを訪れるようになりました。昨日もそうでした。
『先生…大学って忙しい?』
『本人次第じゃないかな…いい大学に入ったんだから存分に楽しんだらいいよ…K子ちゃん、真面目で自分のことちゃんとコントロールできるし』
『ううん…先生がずっといてくれたから頑張れただけ…。でも四年間か…長いなあ。先生は長かった? 学生生活…』
『ボクは六年かかっちゃったけどね。でも、あっという間だったよ。特にこの二年間はね…』
今日はお母さんがアパートを訪ねてきました。
「U子ちゃんはどうしているのですか?」
「義理の母が面倒見てくれています。『まさか、また孫の世話ができるとは思っていなかった』って喜んでくれているんですよ。『あなたはゆっくり羽根を伸ばしてきてちょうだい』って。だから遠慮なくお邪魔しました…」
「そうなんですか…。それはいいのですが、K子ちゃんが最近よく訪ねてくるように…」
お母さんに突き入れながらK子ちゃんとの会話を伝えます。
「先生さえご迷惑でなければ、今までどおりお相手してやってくださいませんか」
「ボクはいいのですが…お母さんとこういうことをしているときに、K子ちゃんが来たらと思うと…」
「そうですね…わたしもあの子の予定は把握しているつもりですけど、先生のご心配もごもっともですね…」
何やら思案しているようなお母さん…。お母さんはボクの腰に手を回して自分で腰を遣い始めます。ややこしい話はあとで…ということでしょうか。ボクは、お母さんの腰の動きに昨日のK子ちゃんを感じてしまいます。もう子供じゃないK子ちゃんの腰の動き…。射精感が一気に高まってきてしまいました。
「お母さん、そろそろ…」
お母さんが枕元からコンドームをボクに渡します。
「昨日も、あの人最後までもたなくて…だからご面倒でしょうけど着けてくださいね」
「いや、あの…はい。面倒なことなんかないです…」
ボクはお母さんがご主人とセックスしようとしていることがわかってうれしくなりました。お母さんがご主人と首尾よくセックスできたなら『恥かきっ子』をもう一人プレゼントしてもいいと思いました。
「減りが早いですね。K子がいっぱい使っているのね」
「すみません、後で買っておきます…」
(K子ちゃんもセックスがめきめきと上手になっていて、つい何個も使ってしまうんですよね…)
ボクは封を切ってそそくさと装着します。
「お待たせしました」
そう言いながらボクは股を開いたままで待っているお母さんに身体を重ねていきました。お母さんは改めて自分で腰を遣い始めます。
「K子とここで鉢合わせしたら…そのまま二人でお世話になってもいいかもしれませんね。先生さえよろしければ…『かわりばんこ』に…」
「『かわりばんこ』…」
ボクを根元まで咥え込んだままお母さんがいたずらっぽく笑います。『かわりばんこ』という言葉にボクはこみあげる射精感を堪えます。
「K子ちゃんはボクとお母さんのこと、知ってる…のですか? ボクはK子ちゃんにはずっと黙ったままで…。K子ちゃんもボクとお母さんのことを勘繰るようなことも全然なくて…」
お母さんは笑いをこらえているように見えます。
「そこが先生のいいところ…」
「え…」
「K子はね、わたしと先生のことはずっと知っていますよ」
「ええっ…そうなんですか…」
「だから、ここであの子と鉢合わせすることはありませんから。ご安心なさってくださいね。昨日も言われたんです。『お母さん…アレの減りが早いんじゃない?』って」
「い…何時から知ってるんですか?」