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ボクとK子ちゃんとお母さんの物語
【その他 官能小説】

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K子ちゃんと-2

『K子はまだそんなこと知らないですよ』

 前にお母さんはそう言い切っていたけれど、あれは嘘だったのだと思いました。娘の印象を汚さないための母としての当然の嘘。いい母娘だと思いました…。

 「これ…どうしようか」

 装着していたコンドームを外して口を縛ります。

 「うわあ…これが先生の精液…なんですね。先生、かして…」

 K子ちゃんがコンドームを手のひらに乗せて感じ入ったように見ています。エロ本を見ているお母さんの表情を思わせる『興味津々』という雰囲気でした。ボクの方が羞恥心に襲われます。

 K子ちゃんがボクをすんなりと受け容れてくれたこともあって、結局その日はお母さんとは顔は合わせずに帰りました。K子ちゃんは初体験のことを帰宅したお母さんに報告したでしょうか…。

 次の水曜日が来て、その日の朝、いつもどおりにお母さんがアパートに来ました。ブザーが短く鳴ってボクはおそるおそるドアを開けます。

 「産婦人科の先生が『安定期に入った』っておっしゃってたわ」

 開口一番でのお母さんのセリフにボクはかなり戸惑いました。K子ちゃんのことを話すとばかり思っていたボクのアテは覆されました。

 「ボク…K子ちゃんと…」
 「だからわたしたち、もうアレも無しにできるってことですよね」

 お母さんはボクを遮って避妊なしでセックスすることを示唆します。その日はお母さんが終始リードして事を進めていました。お母さんは当然のように、コンドーム無しのボクの竿を膣穴深くに咥え込み、ボクもそのまま射精しました。

 騎乗位でつながって事を終えます。お母さんは竿を呑み込んだままでボクを見下ろしています。腰を振りながらボクに刺激を与えては、身悶えして遂には果てるボクの様子を一部始終観察していたはずです。

 「わたしね…高校に入る前にはもう経験していたんです。だからK子も時間の問題だろうと思って。先生がお相手ならむしろいい機会じゃないかと思ったんです」

 軽く腰を揺らしながら話をしているお母さん。馬に跨っている貴婦人のようにも見えます。

 「先生はいかがでしたの? K子のこと…」
 「あ、それは、その…」

 (お母さんを抱いているようでした…)のようなことも言えません。お母さんからの視線を外せないままボクは口ごもります。

 「あの子は…『うれしかった』って言ってましたよ。また、K子が誘うと思いますけど、何せまだ若いですから。あの子とするときは、ちゃんと『着けて』…くださいね」
 「はい…わかってます」

 娘の身を案じるお母さん。女子高校生とセックスしてしまったボク。そのお母さんの言葉には素直に従うしかありません…。 

 「K子は『先生のアパートに行ってみたい』と申しておりましたけど…この辺りは夜のお店も多いから、ちょっとためらわれますね」
 「すみません。家賃の安さだけで選んだものですから」
 「…先生、お引っ越しなさいませんか?」

 お母さんはいつも何かと煮え切らないボクの先を行ってくれます。ボクはK子ちゃんの家から歩いて数分のアパートに引っ越しました。

 お母さんが見つけてくれた物件。小さな路地を入ったところにある人が出入りしても目に付かなさそうなアパートです。『空室あり』の看板に書かれた不動産屋に行きます。

 『ほう、□□大学の学生さんですか。それならうちも安心だ。あの物件は通りから外れているし勉強にも集中できますよ』

 不動産屋のオジサンは喜んでくれてトントンと契約できました。ボクは書類にハンコをつきながら人のよさそうなオジサンに詫びます。

 (すみません。女子高生そしてその母親がたびたび出入りしますけど。…ボクとセックスするために)

 ともあれお母さんが見つけてくれたそんな『ヤリ部屋』にボクは引越しました。家賃も上がりましたが、お母さんが家庭教師の月謝も上げてくれました。

 K子ちゃんは週に一回、学校から帰ってきてから訪ねてくるようになりました。『週に一回まで』というのもお母さんと話して決めたそうです。水曜日は除いて、ということも。ボクはおそるおそるK子ちゃんに訊いてみます。


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