お母さんと-1
次の水曜日、ボクは半信半疑でいましたが、一応、部屋も片付けシャワーも浴びて待っていました。朝の九時半頃に呼び出しのブザーが短く鳴りました。慌ててドアを開けると、お母さんが隙間から身体を滑り込ませてきました。
「今日からよろしくお願いしますね。先生が家庭教師を続けてくださることになって、K子もよろこんでいます。じゃあ、早速…」
「そのお荷物は…?」
「これ? お弁当です」
お母さんは、家からお弁当を作って持ってきてくれたのでした。
『お昼はどこかに食べに行ってもよいのでしょうけど、わたしみたいな人がお部屋を何度も出たり入ったりしていたら先生にご迷惑をかけてしまうでしょう? それに、食事をつくったり食べに行ったりする時間ももったいないですし。K子のお弁当も作っていますから大した手間でもありません』
お弁当まで用意しているお母さん…。食事をしてまで…と驚きましたがボクにとっては好ましいことで事割りする理由はありません。『時間がもったいない』という言葉が(お母さんは時間を惜しんでセックスをしたいんだな)と思わせてくれます。
お互いアクメに達して布団にゴロリと横になっていると、お母さんがボクの胸にすがってきます。
「おかわり…しますか?」
お母さんが言いたいセリフをかわりに言ってみます。コクリと頷くお母さんをボクは抱きしめます。決して性に飢えている…という雰囲気ではないのですが、確実に回数をこなしていくお母さんは、今までしたくてもできなかった分を取り戻そうとしているかのようです。
お母さんが家に帰っていき、夜になって今度はボクが家を訪ねます。ごはんをいただいてからK子ちゃんに二時間ほど勉強を教えます。
お母さんは何食わぬ顔で『お元気でした?』とか『ごはん、おかわりしてくださいね?』などと声をかけてきます。そして、昼間、自分とセックスしていた男の隣に座ってK子ちゃんと楽し気に会話しています。女というものは大したものだと思いました。
それから、お母さんは毎週、決まった時間にボクの部屋を訪ねてくるようになりました。
お母さんは二番目の子ができなかったのはご主人のせいと思っているようで、初めてのときこそ膣の中で射精させてくれましたが、次からはボクに必ずゴムをつけさせます。
お母さんはボクが挿れたがる気配を察すると、その都度、ハンドバッグからコンドームを取り出してボクに渡していましたが、そのうちまとめ買いしたようでコンドームを箱ごと部屋に置いておくようになりました。
昼間のお母さんは娘と同様に勉強熱心です。交わった合間に弁当を食べていても、お母さんが『参考書』と呼んでボクを冷やかしているエロ雑誌をめくっては、ときに凝視しています。
『先生、この写真、すごい格好ですね…。男の人ってこういうふうにしたいものなのかしら…』
『いや…これは男を劣情させる写真写りを意識したアングルなだけで…男性視線からの一方的な…』
『男の人はこういうのに興奮するんですね。でも、わたしこんな形を求められたことありません…』
『ええ…ですから…普通はこんな体位では…』
短大を出てすぐに親の決めた結婚をして『もっと勉強したかった』と言っていたお母さん。好奇心、探求心も旺盛なようです。ボクの返答も耳に入っていない様子で写真をじっと見ています。
お母さんは雑誌に載っているのと同じ破廉恥な体位を忠実に再現してボクと繋がってくれます。雑誌では墨で塗られている男女の結合部分も、お母さんはボクを咥え込んで、その様をオレに見せつけるように存分に晒してくれます。さすがに恥ずかしそうにしながらではありますけど…。
『やっぱり先生、興奮していらっしゃるわ』
『ああ、いや、その…』
生身の女それも娘を名門校に通わせる良妻賢母が、恥らいながらも目の前で晒す痴態にボクは激しく興奮します。お母さんも激しく昂ぶっているようです。そういう性癖があるのでしょうか。ボクはお母さんの羞恥心をさらに煽りたくなりました。
『ああ、お母さん、『参考書』ではほら、女の人がこんなことを口走ることになってます』
ボクは興奮する気持ちを隠しながらエロ本のページを開いてお母さんに渡します。一読したお母さんの顔が赤く染まります。
『恥ずかしいですか…』
お母さんは、大きく脚を開いてボクの竿を呑み込んだ割れ目を見せつけたまま、写真に付された文章を読み上げます。
『見てみて、わたしの恥ずかしいお〇んこに貴男のぶっといお〇んぽが刺さっているの…』