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ボクとK子ちゃんとお母さんの物語
【その他 官能小説】

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お母さんを-3

 お母さんの横に寝てブラジャーをずらします。こぼれ出てきた初めて見るお母さんの乳房。乳輪の中央で乳首が固く勃ったままになっているのが一目でわかります。軽く摘まんでみるとお母さんは顎を仰け反らせました。

 『はぁっ…』

 息を呑んで悶えるお母さんの反応にボクは乳首にむしゃぶりつきます。吸い付きながら顔を押し付けて乳房を潰してもみます。お母さんがボクの頭を抱きしめてきました。

 お母さんはしばらくボクに好きなようにさせると、体を起こして両手を背中に回してブラジャーのホックを外して裸になりました。正確には小ぶりの品のいい腕時計をつけたままでしたが。

 もう和姦でもありません。両性の合意の下での男と女のセックス…そう思い込んで、ボクはお母さんに身体を重ねていきます。

 『あっ…あっ…』

 ボクが突き込むとお母さんが今度は声を漏らします。ボクとのセックスで感じているお母さんの切なげな声にボクは興奮します。夫ではない男のモノを膣の奥まで咥え込んで感じているお母さん。

 不意に咥え込んでいるお母さんの秘部から卑猥な音がします。

 『あっ…やっ…』

 (やだっ…)と恥ずかしそうにしているお母さんがボクの興奮を最高潮に高めます。ボクも今度は遠慮なく突きを加えます。突くたびに漏れ出る卑猥な音とお母さんの声に痺れるような感覚を覚えながら、お母さんの中で果てさせてもらいます。

 不意に逝かされてしまったさっきとは違って、ボクもいくらかは余裕をもってお母さんとのセックスを体感できたような気がしました。それでも、最後は高まる射精感に歯を食いしばって我慢しているだけでした。

 身体を離すとお母さんはすっかり汗ばんで、大きく息を荒げています。ボクがチリ紙で竿を拭っていると、お母さんもゆるゆると身体を起こしてきます。

 やや濃いめの化粧をした白い顔と上気した胸から首の辺り…アンバランスですが艶やかです。そして股間からはボクが放った精液が垂れ出ているはずです…。

 チリ紙を取って渡そうとしますが、お母さんは知ってか知らずかパンティを手に取ると早々に脚を通してしまいました。そして背中を向けて正座するとブラジャーを着けて背中のホックを止めています。

 「ありがとうございました…」

 お母さんが背を向けたまま礼を言ってきました。まさか礼まで言われるとは思っていなかったので、どう応じたらよいのかまごついてしまいます。とりあえず不本意ではなかった…ということかとは思いましたが、まさか『どういたしまして』と返すものでもないでしょう。

 ボクは返事をする代わりに、床に投げ出されたままだったお土産のお菓子を拾って紙袋に戻しています。

 「お菓子、いただきますね。お花も、すみません。どうしたらいいんでしょう。花瓶なんかないんですよね」
 「そのグラス、お借りしてよろしいですか」

 お母さんが流しの上の棚でほこりをかぶっているグラスを洗って水を満たすと花を生けました。パンティーとブラジャーだけの姿で流しに立つお母さん。しどけない格好で家事をしているような立ち姿も刺激的です。

 「どこに置かせていただこうかしら…」
 「すみません、本当にむさ苦しいだけで…」

 お母さんがようやく笑顔を見せました。ちょっと間の悪そうな、いたずらっぽいような。K子ちゃんが笑ったときの笑顔が頭を過るのはやはり母娘だからなのでしょう。ボクも苦笑いで応えます。

 「では、とりあえず…先生のお休みになるお部屋に」

 お母さんは万年床の横の卓袱台にグラスを置きました。卓袱台には無造作に積んだままのエロ本。破廉恥なタイトルで今更ですが恥ずかしくなります。

 「お布団、湿らせてしまいましたね…」

 お母さんは即席の花瓶を卓袱台に置くと、万年床の敷布のしわを伸ばしています。
 
 「いえ。ボクも汗かきました」
 
 花とあまりに不釣り合いだと思ったのでしょう。お母さんは卓袱台のエロ本を手に取ってきれいに積みなおしています。表紙の写真がお母さんと同世代と思しき女だったのは不幸中の幸いなのでしょうか。ロリコン趣味の雑誌もあるにはあるのですが…。

 「あ、どうぞ、お、お構いなく…」
 「参考書がいっぱいありますのね」

 月謝をもらったときに『文献が買えます』みたいなことを言ったのを冷やかされているようです。

 衣服を整えたお母さんはハンドバッグからコンパクトを取り出して覗き込んで化粧の崩れがないか確認しているようです。そしてしばらく自分の腕時計を見ています。

 お母さんが部屋に来てから結構な時間が過ぎていました。『口上』では近くに用事があると言っていたことを思い出しました。お母さんが上り口で靴を履くとボクに向き直ります。

 「あの、さっき近くに用事があるって…」
 「あ、もういいんです。それじゃあ、帰りますね。…K子には…黙っていますから」
 「えっ…?」

 お母さんがにっこり笑いながら意外なことを言います。『K子には黙っていてください』ともう一度念を押したとばかり思ったらそうではありません。礼まで言っていたくらいだから不本意な気持ちでもないはずなのですが…。


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