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新体操の美少女・三原レイ
【その他 官能小説】

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愛撫されて-2

 レイは、渡部紀夫にも失礼なことをしてしまった。二週間前、高円寺北中学三年のときの担任、渡部紀夫に高円寺駅前で再会して、渡部のマンションに招かれたのだが、渡部の部屋に入ってしばらくしたとき、逃げ出してしまったのだ。

  チョコレートケーキと紅茶でもてなされて、リラックスした気持ちになった。渡部は、レイの中学時代、新体操の練習をするレイの写真を何枚も撮っていたのだ。そのことをレイは知らなかった。渡部はレイの写真集を出してきた。自分の写真を見ているとき、渡部は頬ずりしてきたのだ。

 怖くなってレイは逃げ出してしまった。



 十月二十二日の日曜日。渡部紀夫はレイを待っていた。ひと月前の土曜日の夕方、高円寺駅の近くでレイとばったり会った。ひそかに待ち望んだ再会だった。渡部はマンションの部屋にレイを招き入れた。なぜ十六歳の少女が部屋に来る気持ちになったのか? 理解はできないが、とにかくうれしかった。

 チョコレートケーキと紅茶でもてなして、レイがリラックスしてきたので、渡部は告白した。放課後、体育館で新体操の練習をするレイの様子を何枚も写真に収めていたことを。

「レイちゃんは綺麗だ。正直に言う。きみの存在が俺の生活に潤いをもたらしていたことはたしかだ。レイちゃんのことを記憶に刻んでおくために、練習をしているレイちゃんの姿を写真に撮った。何枚も撮ったんだ」

 レイは怒らなかった。頬を赤らめて、なんだか恥ずかしい、と言った。

 渡部は『三原レイ写真集』と名付けたミニアルバムを抽斗から取り出して、レイに見せた。

 嬉しいのか恥ずかしいのか? どちらともいえるような表情で、レイはミニアルバムを見ていた。渡部は、椅子に座っているレイの背後から近づき、「レイちゃん、キスしたいんだ」と言って、微かにファンデーションが匂う頬に、頬をすり寄せたのであった。

 レイはビクッとし、「やめてください」とキツイ口調で言って椅子から立ち上がった。

「わたし帰ります」きっぱりと言ってきた少女に、何ひとつ反論することができなかったのだ。

 終わった。ぷつりと断たれた。スレンダーで美しい妖精のような少女との関係性は無に帰すことになった。これからは、レイの写真を眺めながら、自分を慰めるしかない。そう思っていた。

 が、昨日の夜、レイから電話がかかってきたのだ。

「先生のところに遊びに行ってもいいですか?」

 渡部は小躍りした。なぜ、レイは遊びに来るのだろう? とにかく寝室に掃除機をかけて、トイレもピカピカにしよう。土曜の夜、渡部は念入りに掃除をし、ふと思いつき、薬局でコンドームを買った。薄型タイプだ。



 




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