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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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わたしとは大違い-1

夕方 6時過ぎ
綾を除いた面々は居間のテーブルを囲んで
夕ご飯を食べようとしていた
おさむの隣は恵美子が座り
幸子はちらちらと様子をうかがいつつも食べていた

(おじちゃん 夜は食べてるようでよかった)

「おさむ ため息つきつき食べないの
 せめて これだけは食べなさい」

恵美子は注意しつつ食べさせてるのを見て

(食欲はなさそう わたしのせい…
 ずっと わたしのことみようともしてくれないし
 避けられてるって感じる つらい)

もう おわりで

「わかったわ はい 薬」


恵美子は薬を飲ませて烏龍茶を
足下に置くと
おさむはそれを飲み干すと

「おさむ わたしが食べ終わったら
 お風呂に入れるから待ってなさいね」
「うん」

そんな様子をみつつ幸子も食べ終えて
食器を台所に持っていったあと
2階にあがっていく
宿題等をして時間を見ると7時半前

「わたしもお風呂…」

と…部屋から出て行こうとすると
LINE通知が来る

(うん? 誰からだろう?)

画面を確認すると句美子からのLINEだった

(くみこちゃん? どうして?)

「少しだけ時間ある?」

「うん いま お風呂に行こうと思ったところだけど」

「あ ごめんなさい 手短にするね」

「ううん それで用事って」

「おさむくん 夕ご飯食べたのかなと」

(わたししか確認出来る人いないか そう言えば)

「ため息つきつき 少しはたべたみたい」

「そう ありがと」

「くみこちゃん 夕ご飯前に もしかして叱った?」

「あ うん ちゃんと食べようねって」

「そっか だから食べたのね ごめんなさい わたしのせいで」

「ゆきちゃんは気持ちは落ち着いたの?」

「それはまだ わたしだけのものになってほしいし」

「そう…」

「しばらく 離れて頭冷やすね わたし」

「むずかしいね 心って」

「うん それじゃ、お風呂いくから」

「うん 教えてくれてありがと 学校で」

「うん」

LINE返信を終わらせて
お風呂に向かい入浴をしつつ

(くみこちゃん 食べてかどうか心配で聞いてくるって
 おじちゃんのこと ほんとに心配してるんだろうなぁ
 料理するようになったのも おじちゃんの体重を
 聞いてからみたいだし
 色々としっかりしてて叱るときは叱る
 いい子すぎるよ わたしとは大違い
 だからなのかな
 くみこちゃんに対しては
 ゆいちゃんよりいやなのは
 はぁ…わたし…嫌な子
 誕生日プレゼントもルビーのなにかほしいとか
 考えちゃったりしてたし
 それに比べてくみこちゃんは
 エメラルドなんてだめだからねって
 おじちゃんに言い聞かせていた
 そう言うところも大違い
 いろんなところ
 わたしと比べて…いい子すぎて
 わたしはなんなんだろう)

幸子は自分と句美子を比べて
自分の醜さがひどくて
さらに落ち込んでしまうのだった

お風呂から上がり
いつもならおさむの部屋にいく時間になるが
部屋に戻りベッドの上に横たわり
ぼーっとして時間を潰すと
そのまま就寝するのだった


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