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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 句美子 11-2

「おまたせ しおりちゃんと話してたの」

「しおりちゃん なんて?」

「明日はなしでいいよって
 わたしにだっこのままでいいからって
 でも、頭撫でたりはしてもいいかな?と言ってたよ」

「ありがと 頭は うん いい」

「それと あとで しおりちゃんもLINE送るからって」

「うん」

「あと わたしのお母さん会いに行ったでしょ どうだった?」

「どうって言われても
 障害者見るのもはじめてだっただろうし
 驚いていたみたい」

「そうなのね おさむくんがわたしのこと好きと言うこととか
 わたしがお母さんみたいなことしてることとかも」

「びっくりだった様子
 頭ごなしに反対されなかっただけよかった」

「そこは うん そうだね」

「くみこちゃんのお母さんって何歳なの
 もしかして 親より上なの? うち?」

「あ お母さんは36だから大丈夫
 わたしの両親よりは上じゃないから おさむくん」

「あらためて 親と同じくらいなのに
 幼くてごめんなさい」

「それも気にしてないから
 だから 明日はわたしの胸の中で落ち着こう?」

「うん ありがと 夕ご飯もちゃんと食べる」

「あとでゆきちゃんに確認取るからね? いい?」

「うん あやちゃんは夕ご飯に間に合わないだろうし
 ゆきちゃんしかみてないから」

「あやおねえちゃん 毎日遅いのね」

「7時台かな」

「思い切り遅いというわけでもないのね」

「うん そろそろ時間?」

「うん 夕ご飯の支度 また明日ね」

「あした…」

句美子は携帯を机において
台所に向かうとちひろがすでに支度をはじめていた
エプロンを着けて手を洗い
母親の隣に立ちながら夕ご飯の支度をするふたり

「ねぇ? 句美子 おさむさんになんて?」
「今のLINE? 夕ご飯食べるようにって注意」
「え? わざわざそれを?」
「うん お昼食べなかったみたいだし
 せっかく体重40キロまで増えてるのに
 食べなきゃ減るよ?と言い聞かせてきた」
「句美子 母親してるって聞いたけど
 そう言うことだったのね」
「お母さんのことどうだった?と聞いてみたけど
 障害者みるのもはじめてだろうしって」
「うん はじめてだから
 歩けるのねとか いろいろ失礼なこと口にしていたかも」
「その辺は気にしてなかったみたいだけど
 わたしのこと好きということ知られてしまったことを
 気にしちゃってた」
「歳の差とか…だね その場でも言ったけど
 わたしはとやかく言わないから安心して」
「ありがと」
「それに こうやって料理するようになったりとか
 勉強はだめでもしっかりしてるのがみえてきたのは
 うれしいかな」
「おさむくんが甘えん坊だから
 なおさらしっかりしちゃう」
「あはは…なんとなくわかる 今日見てきたけど
 幼い感じがするし」
「とりあえず 思ったより元気でよかった」
「そうだね 石見さんの奥さんと会話してるときが
 1番元気取り戻したみたいだったね」
「しおりちゃんのお母さん どういうこと?」
「パソコンの話になったの
 しおりちゃんがほしがったから自作するって」
「あぁ…それでパソコンの話になって
 元気になったのね」
「うん わたしやお父さんは機械音痴だから
 句美子には携帯わたしちゃったけど」
「それでも十分ありがたかったよ
 連絡手段としてとか料理レシピの確認とか
 色々使ってるから」
「そう言って貰えて…優しい子に育ってくれてありがと」
「ううん」

会話をしつつ夕ご飯の支度をすすめるふたりだった


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