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義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第五十四章 休日4-1

【啓介と同居 四ヶ月目】 
【20●1年4月5日 PM10:00】

同じ頃。
ホテルの客室で。

※※※※※※※※※※※※※※※

薄闇の中、天使は白い歯を見せていた。
瞳は幸せそうに宙をさ迷い、官能の波に飲まれながら声を出している。

「あぁっ・・・あっあっあっ・・・
いいっ・・あぁ、はあぁ・・ふぅ・・・」

広げた両足が突き上げられる動きのまま揺れている。
ヴァギナから出し入れしている自分のコックを眺めながら、武は括れたウエストと形の良いバストに手を当て妻とのセックスを楽しんでいた。

「おお・・いいっ、いいよ・・・。
恵・・好きだっ・・・
恵、めぐみ・・・めぐ・・み・・・」

ギュウギュウと締め付ける快感が堪らない。
相変わらず照明は暗くさせられているが、フットライトの小さな灯りが美しい顔を浮かび上がらせてくれる。

「あぁ・・気持ちいい・・あなたぁ・・・」
官能に咽ぶ表情が胸に染みる。

恵はベッドの揺れに身を任せながら、夫の顔を愛おしそうに見つめていた。
今日は大丈夫だと思う。

義父の顔が頭を過る。
しかし、今日だけは夫のものになる。

結婚前の恋人同士に戻って愛してあげよう。
夫の愛に報いるのだ。

許してくれるだろう。
義父もきっと。

「ああ・・あぁ・・・
いい、あなたっ・・あなたぁ・・
好きっ・・大好きよ・・・」

天使の声が武を幸せにする。
今日は休日、二人だけの時間であった。

二人は恋人同士に戻り無邪気に遊んだ。
ジェットコースタに歓声をあげ、ミッキーと記念写真をとった。

映画のワンシーンのように二人の記憶に刻まれていく。
夫の笑顔を見る度に、時折訪れる罪悪感がチクリと胸を刺す。

しかし直ぐに天使の笑顔に戻り、武の腕にすり込ませる恵であった。

ズルイ女になろうと思う。
そう、嘘つきでいいのだ。

一生騙し続ける事が夫に対する償いなのだ。
夫といる時は貞淑な妻でいるのだ。

そして、義父といる時は。
思いきり・・・甘えよう。

恵は、そう思った。

二人の男達を愛し通してみせる。
幸せを放さぬために。

夫の背中を強く抱きしめながら、何度も心の中で呟く恵であった。


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