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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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佐藤理央/加奈子とのねっとりセックス-2





自分の部署がある階に戻ってきたが、仕事中にあんなことをした情けなさから、なかなか戻る気になれかった。
休憩室に入り、ポケットに入っていた小銭でエナジードリンクを買うと、長椅子に座る。
脚を広げて、ごくっごくっと渇いた喉を潤すように、一気に結構な量を飲んだ。

下を向いていると、カツカツ、とパンプスの音が近づいてくる。

「ーー休憩してたの? なかなか戻ってこないから飲み物買いにくるフリして出てきちゃった」

加奈子だった。

休憩室の入口に手をかけて、ふふっと微笑んでいる。

加奈子が理央の左どなりに座ると、ふわり、と香水の匂いが香る。
おそらく、激しく抱き合ったせいで、彼女も汗をかいてーーいつもより強く香っている気がした。

「腰、だるーい。ふふ、イケナイことしちゃったから」

「イケナイこと」などなかったかのように、加奈子は屈託なく笑って言う。

メガネ越しに見える、笑った時の目尻のシワがセクシーだ。

「むぅ、加奈子、やっぱり大人」

口を尖らせて、加奈子の方を見ながら言う。
襟足の髪の毛を指に巻き付け、機嫌が悪そうな態度を取る。

「なぁに、大人って」

「僕、加奈子と違って、えっちなことばっかり考えちゃう。隣に座ってる加奈子と、イケナイこと……したから」

加奈子はきょろきょろと辺りを見回し、誰もいないことを確認すると、右手で理央の頭を撫でる。

「何であたしばっかり冷静な大人扱いするの? 同じこと、同じように我慢できずにしちゃったんだから一緒でしょう」

加奈子は立ち上がって、人差し指でつん、と理央の額を押す。
理央は相変わらず口を尖らせている。

「理央がそう思っちゃうのは、体の相性だけじゃなくてあたしの気持ちも確認したいからでしょ。別にいいじゃない、それで安心できるなら。何度でも確認させてあげるけど?」

人差し指で押された部分が熱を持つ。

加奈子は意地悪そうに笑うと、休憩室を出ていった。


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