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熱帯魚の躾方
【SM 官能小説】

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沖縄旅行(一)-2

 空港からレンタカー会社の送迎車に乗り、レンタカーを借りた。まずは島の名物のそばを食べに行く、並んだ割には大して美味いことはなかったが、観光客目当ての店はどこもこんなものだろう。
 宅配便のセンターに寄って、調教道具の入ったスーツケースを受け取る。車はもう荷物でパンパンだ。「え〜?全部持って来たの?」「新しいのも入ってるよ!」「あ、麻縄も?」「今回の調教は覚悟しろよぉ!」「えっ、やだぁ〜!」助手席に座る沙莉の顔が赤く染まる。

 宿にチェックインする。サトウキビ畑に囲まれていて少し迷ったが、無事に到着した。
 宿帳にサインすると、中を案内してくれた。昔の沖縄の旧家らしく。所々に鄙びた感じがあって良い雰囲気だ。梁と柱がしっかりしているから吊りも出来そうだ。風呂場も広い、洗濯ロープをかける金具にイルリガードル浣腸のタンクが掛けられる。ベッドルームはダブルベッドが二台。ダイニングには三口のIHクッキングヒーター、オーブンレンジ、食洗機まで完備されている。大型冷蔵庫内の調味料は好きに使える。他にバーベキューセットや海遊びに使える物、テーブルゲームも置いてある。

「さあ、何から始めようか?」「御主人様、海に行きたい!」宿から車で十分ほど走ったところに穴場のビーチがあるようだ。一番南側に白亜のホテルがあり、そこから1km位北側にビーチがある。所々に大きな岩場があり、何箇所にも区切られているようにグーグルマップでは見える。島の東側にあるから夕陽は見えない。その分、夕方なら人は少ない。
「御主人様、どの水着がいいですか?」ダブルベッドの上に三着の水着を並べた。「今日は、夕方からだからこれにしなさい!」温泉旅行で着せた面積が僅かしかない白い極小のビキニを置いた。
「えーっ、人が居たら…。」「今日だけだ。ちゃんと出来たら、明日の朝から夕方まで沙莉の好きなようにしていいぞ!」「えーっ、どうしよう。」

 目印である三台並んだ自販機の角を左折し、サトウキビ畑と放置されたようなバナナ畑を抜けると車が三〜四台停められる駐車場に出る。先行者は一台だけだ。
 駐車場から細い道を抜けると砂浜になっている。右手にある白亜のホテルまで繋がっていて、大きめのレジャーシートが敷かれてあった。海で遊ぶ若い男女の人影があった。男女二人ずつのようだ。
 左手にある大きな岩場を海と反対側に迂回すると前方を同じような岩場に囲まれた小さなビーチがある。「きゃぁー!きれいー!」真っ青なビーチは透明度も高く美しい。
 Tシャツとデニムの短パンを慌てて脱いで海へと走って行った。極小ビキニしか着けてないことなど、忘れているようだ。「御主人様〜!早くー!」遠浅の海は思ったよりも温かい。
 胸元まで浸かったところで、沙莉が抱きついてきた。「御主人様、連れて来てくれてありがとうございます。」沙莉と唇を重ねる。
「あっちに、すごい人いる!」男性の声が聞こえる。「多分、外人よ〜!あんなスタイルの人居ないから!」女性の声が聞こえる。
 これには、一瞬緊張した沙莉も笑った。こちらに来たらどうしたものかと思ったが、四人の男女は早々と帰っていった。
 辺りが少し暗くなってきた。ビーチで沙莉のビキニの紐を解く。「あっ、嫌。」「もう、誰もいない。水着は要らないだろ!」「は、恥ずかしいよぉ…。」グラドル顔負けの肢体が露出する。
「もう、御主人様も!」私の海パンをずりおろした。目の前のペニスをペロッと舐めて悪戯する。「あん、しょっぱい!」海に入って浅場で泳いだ。
「今晩、ご調教ですか?」「いや、今日はゆっくりして疲れを抜こう。明日、ガッツリやるぞ!」「はいっ。あの…えっちは…。」「今からやろうか?」「ええー?ここで?」
レジャーシートを敷いた上に寝転がった。
「尻をこっちへ向けて跨がれ。」女性上位のシックスナインになった。「アンっ、んんん…。 」沙莉のピンク色のラビアにむしゃぶりつく。「シャワー、浴びてないのに…。」「海入ったら同じだろ。」海で冷えたペニスが沙莉の温かい口中へと包まれる。「ん、しょっぱいなぁ。」「やだぁ、あははは…。」海水に浸かっていたせいかかなりしょっぱい味がする。
「もう、頂いても?」「いいぞ!好きなように味わえ。」溜まっていた何かをぶつけるようにいつもより激しく沙莉が腰を振る。
「おいおい、そんなに激しいとすぐに…。」「御主人様、来て!アアアッ、中に来て!」

 宿でシャワーを浴びてから繁華街にある民謡居酒屋へと向かう。18時と20時の入れ替え制で20時の予約に間に合った。沙莉はサングラスから大きな丸いフレームの伊達眼鏡に変わっている。あまり目立たないようにモスグリーン色のノースリーブでタイトな膝丈のワンピースを着ているのだが、細い身体に不釣り合いな丸く大きなバスト、括れたウェスト、大きくはないが形のきれいな尻、すらりと伸びた長い脚。
 男女問わず店内からの視線が集中する。「あれ、芸能人じゃない?」「グラドルかなぁ?」「ハーフ?」「めちゃめちゃきれい!」色んな声が聞こえてくる。着飾らなくともこれだけのオーラを放っているのだ。こればかりはどうしようもない。
 「かんぱ〜い!」オリオンビールで乾杯し、ウチナー料理を摘む。「ん〜、最高!」ジョッキ二杯開けて、泡盛古酒のロックを呑み始めた頃に演奏が始まった。髪を後ろでまとめた小柄な女性が三線を弾き歌う、ギターと小太鼓の男性がコーラスと囃子を務める。店のスタッフが先導して客が列になって踊りながら店内を巡る。沙莉も最初は遠慮していたが、「そこのきれいなお姉さん!踊りましょ!」と歌い手の女性に手を引かれて列に加わった。
「はぁー、汗かいちゃった!私、こういうの苦手なのに…。」以前のように人見知りしなくなったが、まだ緊張するようだ。
「ビールください!二つ!」
 今夜は長くなりそうだ。


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