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大好きな先輩の目の前で、犯されました
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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悪夢の始まり-1

「ようし!今日の練習はここまでだ!」

夏休み。
入学した4月に、校庭で熱心に練習をしていたサッカー部に惹かれマネージャーになり、もうすぐ4ヶ月になろうとしている。特別うちの学校がサッカーに強い…というわけでもなかったが、ひた向きに毎日練習をしているみんなを見ているとこちらまでうれしく、とてもやりがいがある。
今はお盆前なので、練習はお昼まで。

「あず、この後昼めし食べて帰ろうぜ」
そう言ってきたのは1つ上のクラスの高久 斗真(たかひさ とうま)だ。
引退した3年生に代わり、この前サッカー部のリーダーになったばかりで、わたしは…夏休みに入る前、このとうま先輩に告白され、現在付き合っている。

「うん、あ、この前駅前に新しいお店出来たでしょ?あそこ行ってみたいな〜!」
顔を洗っている先輩にタオルを渡しながらそう答える。
「…あずの好きなところでいいよ、それより…ちょっとこっち来て?」

校庭の片隅にある手洗い場の影に連れていかれる。
「あず……」
先輩の手がわたしの顔に触れる。
「ん……っ」
唇にふれるだけのキス。

それがわたしのファーストキスだった。



「もう!なんであんなとこでするの!?」
「誰かに見られてたら噂になっちゃうでしょ!」
「ごめんごめん!あず見てたらしたくなっちゃって…」

学校から駅に行くまでの短い距離。
照れくさそうにとうま先輩がそう言ってくる。
「怒るなって〜…嫌だった?」

少し怒ったそぶりを見せるとすぐに心配そうに聞いて来てくれる。
「うそうそ!ふふ!嫌じゃないよ…でも次は違うところでしてね?」
そう答えると、安心したような表情になる、先輩がかわいい。

「あ、そうそう!お盆ね、うちの両親一週間親戚の家に遊びに行っちゃうの!」
「わたし…先輩と遊びたくて家に残ることにしちゃった…」

「そっか!ずっと部活ばかりでどこにも行ってないもんなぁ」
「お盆は部活休みだしいっぱい遊ぼう?」
そう言ってくれた言葉に、ぱあーっと心が明るくなる。
「うん!楽しみー!」

幸せいっぱいのとうま先輩との会話。
…この幸せがすぐに壊されるのを、この時のわたしは何も気がついていなかった。
そう、さきほどの、2人のキスを見ていた人物によって。


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