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義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第五十二章 休日2-1

【啓介と同居 四ヶ月目】 
【20●1年4月5日 AM8:00】

翌朝。
ダイニングで。

※※※※※※※※※※※※※※※

「えーから気にせんで、行ってこい・・・」
「だって、それじゃあ・・・」

朝食後のお茶を美味そうに啜りながら告げる義父の言葉に、口篭もる恵だった。
隣で武が大きな声で、はしゃいでいる。

「いいじゃないか・・・
オヤジも、ああ言ってくれてるんだし」

ようやく妻への愛に目覚めた武は、奮発して以前から恵が行きたがっていたディズニーランドの高級ホテル宿泊付きのチケットを買ってきていた。
これまでの罪滅ぼしを兼ねて、久しぶりに恵と二人きりになりたかったのである。

不況で思ったよりも安くセミ・スウィートを予約できた武は、昨日「お預け」させられた見返りとして今夜の事を思うと妙に興奮するのであった。
恵は尚も例の眉をひそめる表情で言った。

「でも、お義父さん一人じゃあ・・・」
その言葉を遮るように啓介は言った。

「ええて・・・。
明日も遅うてもええぞ、武。
俺も久しぶりに夜遊びしてくるさかいな」

含むような笑顔を残して自分の棲家へと帰っていった。
武も嬉しそうに笑いながら答えた。

「ああ、楽しんで来てよ・・・。
それから車を借りていくよっ・・・」

階段の向こうから曇った返事が聞こえると、武は恵を促して旅行の準備に取りかかるのであった。

恵は複雑な表情をしていたが、無邪気にはしゃぐ夫に笑顔を返すしかなかった。

だが車がガレージを出る時、バックミラーに映った二階の窓に義父の姿を見つけると、昨日自分自身に呟いていた男の言葉が頭の中で蘇るのであった。

(夕方までの恋人・・か・・・)



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