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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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中村加奈子/夢と現の間で-2

加奈子は布団の中で、ゆっくりと目を開く。


(ーーや、やだ……。何て夢……)


はっきりと思い返される、秘部の感覚。理央のそれがぴったりとくっついて、自分が離さなかった。
暗がりの中でゆっくりと起き上がり、スマートフォンを確認する。

時刻は四時だ。目を覚ますにはまだ早い。
六月も終わりがけで、夜こそまだ涼しいものの、変な夢を見たせいか体は熱くなっている。

自分の寝室から抜け出し、トイレに入り用を足すと、いつもと放尿音が異なる。
とろとろに溶けきった秘部が、放射線を描くことを妨げているのだ。
秘部を拭き取ると、尿とは異なるぬるぬるとした感触。加奈子は恥ずかしくなって、布団に戻り、何とか眠るように努めた。







今日は平日で、加奈子は仕事だった。
起きる時間になって、布団の中で目を覚ますが、どことなく倦怠感がある。

夢のせいだった。

下腹部に手を当てて、一階に人の気配がないことを感じ取ると、目を閉じる。
左肩を布団に沈ませるような横向きの体勢で、加奈子はそっとパジャマの中に手を差し入れる。

あの、卑猥な夢を思い出しながら毛をかき分けて、中指でそっとそこをなぞる。

余韻のせいなのか、未だそこは濡れてしまっていた。
中指でとろとろとした蜜をすくいとり、陰核にこすりつけて、円を描く。何とか、少しだけでも体を鎮めさせたかった。


ーークリ×リス、破裂しそうなんだろ? パンパンだよ、加奈子。


こんな乱暴な言われ方をされたいわけではないのに。

普段の行為でなら嫌がるはずなのに、それがフィクションだと分かっているからこそ、受け入れ、どこか興奮してしまう。

「ん、んぅ、……っ」

ぐりぐりと中指を押し付けながら、円を描くスピードを速める。
「破裂しそう」なほどに、固くしこって、子宮の奥が切なくなる。


(会社で、あんな……こと……)


きっと、また彼に同じことをされたら嫌だと言いつつ流されてしまう。
夢の中で見た、自分の毛をかき分けるようにして、ーーいわゆる素股の動きをする理央のペニス。
幾度もこすりつけられ、その熱を覚えているからこそ、あの夢は夢なのに、リアルに感じられた。

母として、社会人として、周りからは真面目だと言われ、清潔感漂う加奈子が朝から自慰行為にふけっている。
こんな姿を誰が想像するだろう。

「ぁ、……ぅ、んっ……」

腰に寒気が走り、加奈子は右膝を立てて、そこに指を押し付けた。
体が仰け反って、いとも簡単に絶頂に達する。

「ん……はぁ、はぁ……んん……っ……」

声をあげたのち、しばらくして、指先をティッシュで拭い取る。

そんなとき、パタパタと階段を降りる音がした。
しばらくすると背後からゆっくりとふすまが開く音がして、布団が少し剥がされて、背中に温かいものを感じる。

体の大きさから、柚木でないことが分かる。
普段なら、わざわざ布団の中に入ってくることはないのに。


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