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Queen Celes
【二次創作 官能小説】

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Breather-4

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ーーーーその日セリスはエドガーが不在ということもあり、侍女に手伝ってもらいながら湯浴みを楽しんだ後、夕食もそこそこに早々と侍女を下がらせて寝室に引き取っていた。



湯浴み後しかも夫もいない1人きりという気安さもあって、セリスはパジャマレースの薄紫のネグリジェにナイトガウンを羽織るという楽な出で立ちとなる。


ベットに入るや枕元のランプの灯りをつけ、最近読み進めているフィガロ王国の古代史や古今の冒険小説をそれぞれ傍らに置く。
最近図書室での読書が講じて、こうして眠る前にひとしきり読書に耽るというのが最近のセリスの日課になっていた。




(・・・・・・・)




もっともそれぞれ数ページを読み進んだ段階で飽きを覚え、気づけばトントンと眼の前の文章を無意識に指先で叩いていた。


最近お忍びや単独行動ができないことへのイライラを紛らわせようと思っての読書だが、
今夜は特にセリス自身が退屈さそのものにうんざりしていたのだ。




(エドガーもいないし・・・・城を抜け出すのが駄目なら、何だか1日の中でぽっかり穴が空いたみたいで味気ないわね)




肩が動くような大きな溜息を1つすると、セリスは読みかけの本をパタンと閉じてランプの足元に置き、そのままランプのスイッチを捻って灯りを消した。

室内の輪郭はぼやけ、カーテンの閉じられた寝室の大半に夜の帳が降りていく。



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