Breather-17
------カツーン、カツーン、カツーン・・・・・・
-------ザワザワ・・・・ザワザワ
宝物庫の外から聞こえる足音、そして通り過ぎていく人の気配。
セリスは思わず身体をビクッと震わせ、領主の左手を握る右手に力を込めていた。
「気になりますか・・・・廊下の音が」
「・・・・・・・」
「確かに・・・誰かにこんな場面を見られてしまったら一大事ですからな・・・・・」
領主はここで腰を上方に向けて数回突き上げる。
セリスの中で膣襞が絡みつく熱い肉棒が動き、生々しい水音と共にセリスの腰も上下に揺れた。
「アッ、アウッ・・・・・!!!」
ーーーーグッチュ、グッチュ、ヌチュ・・・
セリスが背後の石壁に背中を擦るようにして仰け反りながら溜息混じりに喘ぐ
と、眼前の領主の唇がセリスの唇を塞ぐようにして、彼女の喘ぎを吸い込んだ。
「どうぞ甘いお声を出してください。私がその都度外に聞こえないように致しますから・・・・・・」
唇を離しながら呟く領主に、セリスは無言のまま領主の背中に回した左手に力を込めることで応えていた。
領主の腰が再び上下に動き始める。
立ったままの領主に持ち上げられる姿勢でセリスは背中を壁に押し付けられ、
下腹部を覆っていた衣服や下着は全て取り払われて足元に散らばっている。
そして露わになった裸体を同じく露わになっている領主のそれと繋がっており、当事者達には密着している身体が熱を帯びているのが分かる。
(これだわ・・・・やはり私は、これを望んでいたのね・・・・・)