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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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恥辱の会食 / 番外編:W氏の「港区女子」リスト 【イラストあり】-3

 またにやりと笑うV。ゆきの全身の毛が逆立ち、背筋にぞくりとしたものが走った。
 Vは今度はスマホを取り出し動画の再生ボタンを押すと、ゆきとWに突き出した。
 それを見たゆきは思わず「あ……」と小さく声を上げてしまう。

 画面にはFが映っている。普段の快活な彼ではない。神妙な様子で青ざめた顔をカメラに向け、今テーブルの上にあるのと同じタブレットを持っている。その中では、やはり今ゆきたちが見たのと同じ動画が再生されていた。
 Fが口を開く。
《こちらの……素人掲示板の人妻ゆきのスレッドですが、私E通堂のFが投稿したものであり、写真や動画に映っているのは私本人であります。また、お相手の女性はすべて、A社のOゆきさんです。間違いございません。すべて提供させていただきます》

 一分ほどの短い動画である。そのわずか一分で、ゆきは絶望の底に突き落とされた。

  *

「申し訳ありません。中出しされたことがないという発言は嘘でございました。訂正させていただきます。な、生……生チンポを……私の……おまんこに……挿入するセックスで中出しされたことはございませんが…………生チンポを私の……こ、肛門に……挿入するアナルセックスでは、中出しされたことがございます」
「どこに、何回くらいだ?」
「……ほぼ、毎回……でございます」
「どこに何回だと聞いている」
「……申し訳ございません。肛門に、おそらく、三、四十回は中出しされているかと思います」
「手間を取らせるな。はじめからきちんと言え」
「誠に……申し訳ございません」

 Vが席を外した際、Wはゆきに頭を下げた。
「申し訳ない。Oさんをこんな目に合わせて」
 憔悴しきったWの姿にゆきはショックを受けた。こんな彼を見たのは初めてである。彼に非はない、すべては自業自得。Wのことを支え助けていこうと心に誓ったそばから、またもプライベートでとんでもない迷惑をかけてしまった。申し訳ない。心からそう思ったが、それを口にすることはできなかった。これほどまでの失態である。どのような謝罪の言葉も空虚に響くに違いない。一人で受け止め抱えるにはあまりにも大きな失態。
 しかも週刊誌事件のときあれほど自信に溢れトラブルにびくともしなかったWが、今はすっかりうなだれている。

「あの方に逆らえば大変なことになる。すまないが耐えてくれ」

 メディアや顧客でさえも意のままにコントロールできるはずのWさんがなぜ? 重要な取引先と聞いていたこの人は、どういう人なのだろう? WもFも、自分が頼りにしてきた男性が皆、怯えた様子を見せている。

「これは絶対に他言無用だが……Vさんのバックには反社がいる。いや、あの人自身もほぼ確実に反社の一員だ」

 ああ、そういうことなのか。
 最も恐ろしい事実のはずなのに、ショッキングな出来事が重なりすぎたゆきの心には、もはや絶望を感じる余裕すら残されていかなった。
 ただ、これからどうなるのだろうという不安だけが、ゆきの心のなかに、黒く、大きく広がっていく。

 Vが戻り、地獄の尋問が再開された。

  *

「こちらの動画は、私がはじめて……ア、アナルセックスをしたときものものです」
「……はい、この下着は……私がアナルセックスをする覚悟ができたときに着てきてほしいと渡されたものです……。はい……つまり私はFさんとのこの日のデートで……ア、アナルヴァージンを……失う覚悟でございました……」
「え……? はい……してみたいと考えておりました。な、生チンポを肛門に挿れられると……どのように気持ちよくなるのか……興味がございました…………」
「はい……公衆トイレで……その下着を着用しているかをチェックされているところです……。フェラチオは……私はFさんに言われればどこでもフェラチオを行っておりましたので……。女子大生のころから……はい……」

 ゆきのフェラチオ画像。男のペニスをしゃぶりながら手に持ったバイブを出し挿れしている。

「も、申し訳ございません……! フェラチオだけではなく、オ、オナニーを……行うこともございました。リモートバイブで気持ちよくさせられ……生チンポをしゃぶりながら……おまんこにバイブを挿し込みオナニーをいたしました……。そのままセ、セックスを行うこともございました……申し訳ございません……。また……私のほうから生チンポを……お、おねだりすることも……多々ございました……申し訳ございません……」
「たとえば? 公衆トイレ以外……そ、そうですね……カラオケボックスや路地裏などでよくセックスいたしました。も、申し訳ございません……! はい、そちらの画像のように、神社の裏、海岸の岩場、海の中、オフィスのトイレでもセックスいたしました……。はい……私はセックスが大好きで……淫乱な……メ……メ、メス豚だからでございます」

 女子大生当時の局部のアップ画像。一枚目はショーツを穿いた状態、二枚目で脱ぎ、最後はまんぐり返しで恥じらう表情と膣とアナルが一度に見渡せる画像である。

「え……? あ、そのとおりでございます。こちらは……私の……私の……マ……マン毛でございます……。はい……パ、パンティーからマン毛がはみ出しております……」
「いえ……生えている方がいやらしいから剃るなと……。ご覧のとおり……おまんこの両側までびっしりと生えております……。匂いは……あの……す、酸っぱくて……チ、チーズのような匂いがするそうです……。はい……臭いです……私のマン臭は……とても臭いです……。け……ケツ毛も……少し生えております……。何本? いえ、そこまではちょっと……も、申し訳ございません! ケ、ケツ毛の本数を数えさせていただきます……」


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