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義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第五十一章  休日-1

【啓介と同居 四ヶ月目】 
【20●1年4月4日 PM10:00】

その日の夜。
夫婦の寝室で。

※※※※※※※※※※※※※※※

「ごめんなさい。疲れているの・・・」
恵の言葉に残念そうに武は声を落とした。

「そ、そうか・・・」

今朝の自信満々の表情が消えて、元の恐妻家の顔に戻っている。
そんな夫がイジらしくて、恵みはその頬に優しくキスすると甘えるような声で囁いた。

「本当にごめんなさい。
昨日・・・あんなに激しかったから」

天使の言葉に余計血がたぎる武であったが、確かに昨夜は凄かったと自分でも納得するのだった。
それに明日は土曜日。
久しぶりにゆっくり出来そうなのと、取っておきの妻へのプレゼントを思うと素直に「お休みのキス」で我慢する武であった。

明日のために体力を温存しておくのも悪くは無いと考えるのだった。
直ぐに寝息を出し始めた夫の寝顔に、もう一度口づけをすると恵は心の中で呟いた。

(ごめんなさい、あなた・・・)

夫への言葉の半分は真実であり、半分は偽りであった。
今日の義父の言葉が心に残っていた。

(夕方までや、あかんで・・啓介・・・)

自分だけが罪の重荷を背負っているのではない。
それなのに、いつも優しく包んでくれる。

そんな義父の愛情に応えたかった。
今日だけは夜を義父にあげようと思った。

昼間の思い出に浸って眠ろうと思う。
夫には抱かれずに。

これからの不安に押しつぶされそうになりながらも、義父への熱い愛情を胸に抱いて眠りにつく恵であった。
今ごろ、義父も眠っているのだろうか。
男の笑顔が、ふと頭を過る恵であった。



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