冴子の秘密-7
深夜0時。静まり返るオフィスに一人の人影があった。
冴子は今日も社長室を訪れた。
急ぎの業務などはない。目的はまたここで淫らな行為を行うことだ。
冴子は昨日感じたスリルと快楽、そして自分が汚した場所に自分よりも遥かに上である堂島社長がいることになんとも言えないぞくぞくした気持ちになった。冴子はそれをどうしても忘れることができなかった。
『今日だけ…今日だけよ。』
冴子は自分にそう言い聞かせ、机の角に自分の割れ目を這わせた。
「はっ…はぁんッ!あッ…イイッ!!」
愛液が止まることなく溢れ、擦り付ける度にぬちゃぬちゃといやらしい音がする。最初は下着越しに擦り付けていたが、我慢できなくなった冴子はストッキングとパンティを脱ぎ、直に割れ目を机に擦り付けていた。
下着越しとは比べ物にならない快楽が押し寄せ、冴子は狂ったように腰を動かした。時々敏感になった突起が角に当たり、冴子は甘い悲鳴をあげた。
「ひぁッ…ぁんッ!あぁッ…ダメ!イクッ…イッちゃう!!」
冴子は叫ぶと共に体を弓なりに反らせた。
そこにいるのは真面目な秘書ではない。快楽に溺れ、恍惚の表情を浮かべる女だった。
***
その日を境に冴子は毎日のように深夜のオフィスを訪れるようになった。
オフィスには警備員が巡回するが、それは午後11時から11時半の間。0時になれば誰も来ない。
もちろん絶対とは言えないので注意はしていた。
そして終わった後はまたアロマを置くわけにはいかないので、部屋の匂いを消すための無臭の消臭スプレーと除菌シートは必ず持参した。