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生贄の人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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取引先の社長-1

漆黒の長い髪で 麻衣は注がれた赤ワインを口に運び
目の前の 細面の眼光の鋭い 社長に目を合わせ
その目の鋭さに 目を伏せていた

土曜の夕方 森の車で このレストランへ入り
社長を交えての夕食会が始まり 森が麻衣を紹介して
麻衣は ウエストを絞ったスーツに 
膝上のスカートを履き 黒のストッキングに
ピンヒールで 夕食会に赴いた麻衣を
社長の 鋭い目が見据えられた時だった 

「 お名前は? 」

少し低い 威圧する声で聞かれ

「 川田 麻衣と申します 」

社長の鋭い目に 目を伏せて答え

「 結婚してるの? 」

風貌から出される声は優しく
麻衣の手を見て 聞かれ 
持っていたグラスを置いて頷いて見せ 
森が 社長を見ると 社長は グラスを森に
差し出して 注がれたワインを口に運び
黙って 頷き 食事が 始まった

スープから始まる料理の 間 会話もなく
食事は 進み 麻衣は 今夜は・・・・
小さく切った ステーキを口に運び
目を上げて 社長を見て また視線を外していく

2週間前 森が 自分の過去を話し終えた後
今夜一晩 社長と一夜を過ごして欲しいと
言われ 先週 長髪のウイッグを購入して
下着は 深紅の 上下を纏い スーツを着て
夕方 森の車に乗り レストランへ入ると
テーブルに 座っていた紳士に 森は麻衣を紹介して
立ち上がった 男性の目が 麻衣に注がれ
その眼光の鋭さに 麻衣は震えを覚えていた 

食事も後半に入った頃 
社長が森にワインを差し出し 森が車ですからと
断りを入れると 少し苦笑いを上げ

「 昔はな・・・・・ 」

そこから 森と会話が始まり
厳しい風貌からは 想像できない
優しい声音と 話し方を聞いた麻衣は
少し 緊張が解け 肩の力を抜き
デザートに フォークを入れ
これから 始まる社長との一夜

昨日まで 自分の意志など無い中で
男たちに抱かれ 犯された体を
今夜は 自分の意志で・・・・

森が麻衣に 縋ったて来た夜
森の背中を抱き 乳房を与え 幼子の様に
震えていた森を 守ってあげたい
愛おしさを 覚えた今 自分の意志で
抱かれに行く・・・・

麻衣は目の前の グラスに入った
ワインを飲み干した

「 社長 そろそろ 」

「 お部屋は 何時もの処を 予約しておきました 」

社長に 森は告げ立ち上がり 
車を回しますねとドアを出ていき 
社長の歩き出した後ろを
麻衣は黙って付いて歩く

麻衣の初めての夜が 始まる

エントランスに立つ 社長が麻衣を見下ろして

「 麻衣さん 今夜は宜しく 」

笑顔で声を掛けて来るが
目の奥から 麻衣を見つめる目は
暗闇の ジャングルの中 獲物に
音もなく近寄る 獣の目の様に
麻衣を見つめて来ていた

森の車が 二人の前に止まり 二人を乗せ
ラブホテルが 立ち並ぶ 1画に止め
車から降りて 社長の座っているドアを開け

「 こちらが 」

1枚のカードキーを差し出して
車に 乗り込み 走り去って行った

「 行こうか!! 」

ホテルのドアを潜り 目の前のエレベーターに乗り
動き始めた エレベーターが止まり 一つのドアを開け
社長の後を付いて 入ると そこは・・・・



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