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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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(最終話)昔の男との邂逅C-8

「気持ち……いいけど、ダメ……でしょ、お外は……。ストッキングも、こんなに……して」

理央の耳元で、艶っぽい声が響く。

「恥ずかしいよ……それに、ゆっくり……したいのに……」

「ごめ、ごめん……」

背中に這わされた手が、頬にずらされて、顔を挟み込むようにしながら、キスを施される。
唇が離れると、はぁっ……と理央は思わずため息を漏らす。
早く、繋がってしまいたい。

「あそこで女の子口説きたかったんじゃないの? あたしに邪魔されて、でもムラムラしたままお店出てきちゃったから、こんなにしちゃった?」

「な、な、なんでっ。そんなわけっ」

加奈子のことしか考えていないのに、そんなふうに言われて顔を真っ赤にして否定する。

「ふふ、うそうそ」

側にあるボックスからティッシュを引き抜いて、加奈子は理央の指先についた体液を拭ってやる。

「あとで、ちゃんとしてくれる? こんなにして……鎮めてくれないと困る」

加奈子は乱れた衣服を直しながら、言った。





家の中に入ると、ーー酔っていることを心配されたが、理央はシャワーを浴びた。
黒いTシャツに、グレーのスエット地のハーフパンツ姿でドライヤーを髪の毛に当てていると、バスルームに加奈子が入ってくる。

「あたしも、シャワー……使うね」

「うん」

理央に背を向けて恥ずかしそうに、加奈子は長い髪の毛を高い位置で団子にした。
するするとシャツを脱ぐ姿が、鏡越しに見える。
元々細かった加奈子だがーーまた少し、痩せたかもしれない。

倉田の出現によって、乱暴したことを改めて後悔した。
きっと、かなり心労がかかっていたのだろう。

細い体の割に、臀部はそれなりにむっちりしている。
スカートを脱ぐと、股の辺りが裂けたストッキングに包まれた脚。
鏡越しに、それを見ずにはいられなかった。

理央はハーフパンツのポケットにスキンを忍ばせて、加奈子の寝室に布団を敷くと、ちょこん、とその上に座る。
常夜灯のみをつけて、何をするのでもなく体育座りをしてしばらく膝に頭を伏せていると、ふすまが開く音がした。

「なあに、こんな真っ暗なところで待って」

くすくすと加奈子が笑いながら入ってくる。

紺色の襟のついた長袖のパジャマ姿の加奈子は、体育座りをする理央の横に腰をおろした。

髪の毛を洗わなかったらしい。表面だけが少し濡れ、高い位置で留めたままの髪に加奈子が手を伸ばすと、ふわり、と長い髪が垂れる。
結んでいたゴムを手首にはめて、メガネを外して、枕元のティッシュボックスの上にそれを置くのが理央から見えた。

加奈子をちらちら見ながらも、まだ下を向いたままでいるとふわふわの髪の毛に指が通される。

「したいと思ってくれてた?」

「当たり、まえ、じゃんっ」

口をパクパクさせて、うまく話せない。

「ーー嬉しい。あたしもだよ」

その言葉を皮切りに理央は掛け布団を剥がして、加奈子をそこにすっぽりと納め、押し倒す。


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