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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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(最終話)昔の男との邂逅C-12

艶っぽいその視線に、薄暗い明かりの中で、尻もちを着くような体勢になりながら、どきどきと理央は胸を高鳴らせる。

理性的になる瞬間なはずなのに、加奈子のその視線によってむしろ、より理性が削られる。

「すごい……どくどくしてる。早く出たがってたのね……」

佳織や、今まで寝た女と違って、それはおそらく誘うような発言ではなくて。
見たままの感想を述べているだけなのだ。
前かがみになると、サラサラと長い髪が垂れる。
脈打つペニスの血管を指でなぞり、睾丸にも触れると、愛おしそうに亀頭の先にキスを落とす。
グロテスクなはずの幹の部分にも慈しむように、唇で触れていないところがないほどキスを幾度も繰り返す。

ぶるぶるっ、と理央の体が震える。

聖母のような女の底の見えぬ部分にはーー実はこんなにも卑猥な姿が隠されているのに。それを知らぬまま、倉田は別れを切り出したというのか。

周りは、何で中村さんが佐藤となんてと口を揃えて言う。
だがそれは、おそらく見た目や、性格や、普段の態度の話であって。

その背後にはずっと、もっと、彼女の深さが隠されている。

そう考えると理央にとっては、宝くじを当てるより奇跡に近いかもしれなかった。
しかもーーずっと、隣の席に座っていたというのに。

「ん、ちゅ……んぅ」

お仕置して、と言ったくせに、加奈子はスキンをつける前に、そのペニスに夢中になる。

舌で舐め上げて、唾液でとろとろになっている。

理央は我慢の限界だった。
亀頭の先からは、ぷくっとした玉が出来上がり、それが垂れてしまいそうになっている。
加奈子はそれに気づいて、亀頭に舌先を押し付けて、唇をすぼめさせると、まるで精液を吐き出そうとさせるように吸い上げる。

「は……ぁ、ずっ、と舐めてたくなっちゃう……。でも、限界……欲しいよ」

パッケージを破り、丁寧にそれを装着する。

そうされて、理央には加奈子に優しくする余裕がなかった。
無理やり四つん這いにさせて、渇いてないかどうかを確認するために、腰を高く上げさせて、いやらしい窪みをべろべろと舐める。

「や……、ぁ、は…ずかしぃよ……っ」

シーツを掴み、加奈子ががくがくと腰を震わせる。

まだとろとろにそこは溶けきっている。
理央は起き上がって、体を近づけた。

「あ、嘘……?! 後ろから……?!」

慣れない体勢に、加奈子は思わず逃げようとする。
だが後ろから抱き抱えられ、理央も体を倒れ込ませる。

「あ、ぁあっ」

胸を触られながら、理央がゆっくりと入ってくる。
ぞくぞくと腰に、膝に力が入らなくなって、加奈子は布団に倒れ込んでしまった。
だが理央もそのまま、さらに体重をかけてそれをねじ込んでいく。

恥ずかしいーーだが、理央にホールドされている安心感が今は勝(まさ)っている。

「あ、ぁあっ……」

奥まで届くと、思わず理央のそれを締め付けて、離さない。

「恥ずかしくないよ。これなら、何も見えないし」

加奈子の背中と、理央の背中が密着していて、理央は加奈子の耳元で囁く。

「確かにーーくっついてると安心するね。加奈子のうなじもめちゃくちゃセクシーだし」

胸に這わせる手をずらし、首元にかかる髪の毛を払うと、露出した首にキスを落とした。


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