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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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(最終話)昔の男との邂逅C-11

理央にしか到達しえない、加奈子の奥。

加奈子の唇を塞ぎながら、理央は少し指を強めて、そこを押す。

「ん…………っ、んんっ、んぅ……」

唇を塞がれて、声にならない声が隙間から漏れる。

ナカのイイトコロを押され、抜き差しされ、刺激される。
理央は唇だけでなく、顎へ、胸元へ舌を這わせると、指を優しく動かしつつも、さらには加奈子の陰核へ舌を宛てがう。

「ぁ、あ……そこは、ダメ……」

舌で優しく固くなったそこをほぐすように捏ねられて、とろとろになったナカも指で押される。
溶けきっているにもかかわらず、そこは幾度も収縮を繰り返して、理央を誘う。

「舐められ……るの恥ずかし……っ」

何度体を重ねても、加奈子にとっては未だに慣れない行為だった。
薄暗い中で、加奈子は左手の甲で目を隠し、右手では胸元を覆う。
先程の興奮した様子とは打って変わって、理央は優しく、そこを舐め上げている。
機械的な振動よりも、理央のその優しい舌のほうが安心するのに。
ナカに指を抜き差しされつつ、舐められながら迫り来る快感より、まだまだ恥ずかしさのほうが勝る。

声を出したくなくて、なんとか唇を一文字に結ぶ。

「ん……く、……ぅ」

快感に集中したいのに、咄嗟に佳織と理央の行為が思い返される。


ーー我慢してたから……気持ちよすぎるの………深い、だめぇっ……!


彼に秘部を舐められて、素直に気持ちいいと言える佳織が羨ましい。


(あたしだって、相当……引きずってる……)


優しく愛撫されながら、手の甲にじゅわっと涙が染みる感覚があった。
倉田のことで情緒が不安定になっているのだろうか……

快感に集中するよりも、頭の中で色々なことが思い返されて苦しくなってしまいそうだった。

そうしていると、理央が指を抜いて、そこから唇を離す。

「痛いの我慢してる?」

手の甲で顔を隠す加奈子を見て、心配そうに問いかけた。

「痛かったら言うよ……気持ちいいから……」

はぁ、はぁ、と甘美な吐息を漏らしながら言う。

「泣いてる、加奈子」

加奈子の手の甲だけでなく、頬に熱い涙が垂れて、それが理央にもわかったらしい。
加奈子は、そのまま手の甲で涙を拭った。

「痛いんじゃないの、ちょっと、色々……思い出し、ちゃって」

「ん。僕のせいじゃない?」

「違う……。だからお願い、もう……奥まで来て」

加奈子はその体を抱きしめて、体液で濡れた唇を親指で拭う。

「他のこと考えちゃったから…。ナカ、理央でいっぱいにして。お仕置して」

「や、優しくしてるのに、ホント、そんなえっちなこと……っ。むぅ」

理央はポケットからスキンを取り出すと、邪魔そうに自らの体に纏う衣服を脱ぎ捨てる。
服を脱いでいる最中、加奈子は起き上がって放られたスキンを手に取る。

「つけてあげる……」

以前は慣れることのなかったその行為。
今では彼との安心感を得るために、自ら進んでやりたい程だった。
脈打つペニスに触れたいから。


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