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義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第四十九章 モノトーンの中で-1

【啓介と同居 四ヶ月目】 
【20●1年4月4日 PM1:00】

モーテルの客室で。

※※※※※※※※※※※※※※※

暗い部屋を室内灯の小さな光がボンヤリ照らす。
モノトーンに染まったカーペットの上に衣服が散らばっている。

セルリアンブルーのタンクトップに重なるように、レース模様のランジェリーがアクセントを付けている。
その横に、無造作にソックスとパンティーが脱ぎ捨てられていた。

大きなダブルベッドがギシギシと音を立てている。

「んんっ・・・はっ・・はぁ・・・
あ・・ん・・・あはぁっ・・あぁっ・・・」

荒い息と悲鳴のような女の声が断続的に響いていた。
両足を開き正常位で貫かれている。

「うふぅー・・うぅ・・はぁー・・・」

曇った息が重なる。
男はゆっくりと舟を漕いでいる。
その度に表情を変える天使を見つめながら。

昨夜、扉の隙間から息子夫婦の寝室を覗いていた。
武に突き上げられる恵の快感に咽ぶ顔を、切ない想いで見つめていたのだ。

その恵が今、自分に貫かれながら喘いでいる。
コックを締め付ける快感に、啓介は不思議な感覚を抱いていた。

「ああっ・・い、いい・・・ふぅんん・・
お義父さん・・あぁ・・・いぃ・・・」

「めぐ・・み・・・」

恵が手を伸ばして男の顔を包む。
苦しそうに息を吐いていた顔から白い歯が零れる。

「ああ・・いい・・・うれ・・し・・・い」

男の動きに合わせて漂っている。
今だけは信じられた。

何も恐くなかった。
義父と繋がる喜びに心を震わせている。

ここは家ではない。
武を思い出させるものは面影を宿した義父の顔だけであった。

豪華なモーテルの室内は広い空間と、どれ程大きな声をあげても良いという安心感を与えてくれている。
恵は心おきなく愛撫に酔いしれるのであった。

義父の無理の無い動き。
優しい眼差し。

そして、やはり比べてしまう逞しいものが恵を貫いていく。
何もかもが夫より凄かった。

義父の愛は全てを壊す事無く包んでくれる気がする。
都合の良い解釈であろうか。

それでもいい。
今はこの官能の海の中で泳いでいくのだ。

義父と共に。
じっくり、たっぷりと愛を注いでもらうのだ。

さあ、思い切り声を出そう。
男の背中に爪を立てて。

自分の全てを晒すのだ。
愛していると叫ぼう。

かけがいの無い人と呼ぼう。
ダメ・・・だ。

頭が痺れてくる。
世界が白くなっていく。

遠くの方で声がする。

涙が滲む目蓋を開けると男が微笑んでいた。
そして愛おしそうに囁いてくれる。

「めぐみ・・・愛している・・・」
「愛しています。お義父・・・さん」


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