魔物戦記〜新たな仲間〜-8
二人は帰路に着いた
その頃亜美はというと
「そうよ!人間らからっておいてくらんて・・・」
「もう相棒の話は終わりらの!飲むよ〜」
ナギの相棒と完全に酔っ払っていた(注:この世界は15歳からワインを飲めます)
話はノウェが出た後すぐまで遡る
「はぁ、どうしようかなぁ」
亜美は部屋に荷物を置いてロビーに下りる
「どうしたんじゃ?」
「お爺さん、なぁんかすることなくって」
「バーに行ってみてはどうだい?あそこなら都会から物資を運んできているからワインと食物もあるじゃろ」
「はい、行ってみます」
「気を付けての」
「はい、ありがとうございます」
亜美はもらった地図を頼りにバーへと向かった
「ここがお爺さんが言ってたバーかぁ」
他の建物に比べてなかなか綺麗な店だった
自分と同じくらいに見える女の人がいた
「あの、隣いいですか?」
「ええ、構いませんよ」
「マスター、同じのを下さい」
「畏まりました」
「一人・・・ですか?」
「ええ、相棒に置いていかれてしまったもので」
「あっ、私もです!」
「もしかしてあなたもハンターなの?」
「はい!」
「歳は?」
「18になりました」
「同い年じゃない!敬語なんてやめてよ」
「あ、うん」
「名前は?」
「亜美よ霧咲亜美」
「私は豊穣水奈(ほうじょうみな)よ」