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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 句美子 10-1

草摩家 玄関
句美子と詩織は家に入ると

「ただいま」

句美子の声に句美子の母親が顔を出してきて

「おかえり しおりちゃんもいらっしゃい」
「おじゃまします」
「お母さん 夕ご飯 何する予定?」
「今日は…カレーにしようかと簡単だし」
「しおりちゃんも台所に立ちたいみたいだから」
「あら? 練習のため?」
「はい」
「わかったわ じゃあ、はじめましょ」

句美子と詩織はあがると
洗面所でうがいをして手洗いをしたあと
句美子は

「わたし 荷物おいてくるね」
「うん 台所に行ってる」

句美子は自室に荷物を置いてエプロンを身につけて
台所にやってくる
詩織の方はすでにエプロンを身につけて
台所に立っていた

「しおりちゃん 包丁の使い方の練習よね」

句美子の母親が確認すると

「はい 慣れていきたいので」
「とりあえず、じゃがいもと人参…皮むくところからだけど
 皮は皮むき器で」
「はい じゃがいもの芽は?」
「芽は…皮むき器に角の方についてあるもので
 くりぬき 一度やってみせるね」

句美子の母親はじゃがいもをむいていき
目をくりぬき作業を詩織にみせる

「なるほど…やってみます」

句美子の方はてきぱきと人参の皮をむいて行ってるようだった
それを横で詩織もちらちらと確認しつつ
じゃがいもの方の作業を進めていく

「しおりちゃん 人参も2本くらい残しておくね」
「え? ありがとう 練習させて貰えて」
「ううん」

句美子は人参を終えると

「お母さん 肉はどっち使う予定? 豚? 鶏?
 冷蔵庫にどっちもあるようだけど」
「あ うん 鶏肉の方にしようと思ってたから」
「りょうかい」

句美子は冷蔵庫から鶏肉をとりだしてきて
フォークで何度か刺したあと
ざく切りしていき
バターとニンニクで焼いていくのだった

句美子の母親は鍋に
じゃがいも 人参といれていき
煮込んでいくあくを取りつつ煮込んだあと
肉も入れていきさらに煮込む

詩織はじゃがいもと人参で包丁の練習も出来て
ホッとしている中

カレールーも入れる句美子の母親

「ルー入れたあとしばらく煮込んだら
 コーヒーを隠し味で…」
「カレーにコーヒーはよく聞くよね」
「うん」

こうしてカレーが完成すると
小さい鍋をとりだしてきて
その中に出来たカレーをいれると

「しおりちゃん これ 持っていってね」
「え? いいんですか?」
「いいの いいの」
「ありがとうございます」
「じゃがいもと人参の作業 みていたけど
 危なげなくざく切り出来ていたわ」
「慎重にしていたので」
「そうだね 慣れてくると雑になるから
 慣れてきてからは気をつけないとね」

句美子の母親が詩織に言う

「はい」
「それで しおりちゃん 時間は?」
「6時過ぎちゃってる?」
「うん 6時過ぎてるし…」

句美子は詩織に言うと

「それじゃ、わたしそろそろ
 おばさん カレー ごちそうさまです」
「いえいえ 鍋は月曜日にでも」
「はい ゆいちゃんちにもっていきます」
「あ 月曜日はチャーハンになったから」

句美子は母親に伝える

「わかったわ」
「月曜日もよろしくお願いします」
「はい しおりちゃんは上達早そうだから
 わたしも楽しみ」
「うん しおりちゃんは器用みたいだから」
「怪我だけは気をつけないとね」
「はい」

詩織は挨拶をしたあと
カレーが入った鍋を持って自宅に帰る
詩織を見送ったあと
句美子と句美子の母親は
残りの夕ご飯の支度をしつつ

「しおりちゃん 料理しようと思ってから
 まだ数日なのに頑張ってるね」
「うん 頑張ってるなぁって感じる
 わたしやゆいちゃんはお母さんが常に教えてくれるけど」
「そうね 石見さん仕事忙しいし
 料理もあんまりしなさそうだもんね」
「お金渡して弁当買ってって感じというのも…さみしいものあるもん」
「うん よく ぐれないで いい子に育ってるわよね」
「お母さん さすがにそれは…」
「あら… つい…句美子もしおりちゃんとこれからも仲良くしてあげてね」
「うん しおりちゃん たぶん 不良にはならないと思うよ」
「確信あるのね」
「おさむくんと関わってるし」
「そっかぁ 句美子もそうだよね」
「うん 甘えん坊さんだからほっとけないもん」
「小学生の子にこんなこと言われるって そんなに甘えてくるの?」
「わたしやゆいちゃんにはとくに」
「句美子だからなのね」
「そう言うのは嬉しいかなって」
「こうやって料理も上達してるし
 やっぱり食べさせたいから作りたいってなるんでしょ」
「うん そう だから しおりちゃんもそうだから
 あの子が不良になることはないと思うよ」
「なるほどね さて そろそろ お父さんも帰宅する頃だし」
「うん テーブルに運ぶね」

こうして
ふたりは夕ご飯をテーブルに並べていくのだった


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