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一人旅から
【熟女/人妻 官能小説】

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お局様と美幸さん-1

温泉旅行から帰ってママに連絡を取りました。「会わせたい人がいるので来週の土曜日に紹介するから。」 「誰?」 「うん、結婚の約束をした人。」 「え〜!いつできたのそんな人?」 「うん、この前から。ま、今度の土曜日に紹介するから。」 「はい、はい、楽しみにしているわ。」

次の月曜日、会社に出勤するとお局様の佐伯さんが、「どうしたの?疲れた顔をしているけど。」 「は、はあ、そうですか?一泊で旅行に行ってきたんですけど。」 「あら、何処に行ってきたの?」 「〇◇温泉です。」 「はあ、はあ、あそこ、ふ〜ん、一人で?」 「はあ、いつも基本的には一人です。」 「温泉に行って疲れて帰って来るの?」 「あ、いえ、ちょっとハードに歩き過ぎました。」 「面白い人ね、君。ま、いいや、また一週間頑張ってね。」 「はあ、頑張ります。」
昼休みに社食でラーメンを食べているとポケットのスマホが震えだしたので、液晶を見てみると美幸さんからのLINEが入っていました。「お母様には連絡した?」 「うん、土曜日に紹介するって言ったらびっくりしていた。」 「そうでしょうね、でも、私嬉しいわ。ね、今日の夕方会える?」 「うん、いいよ。」 「じゃ、会社の最寄り駅で待っているわ。」 「うん、分った。」
お局様の佐伯さんが僕がスマホを弄っているのを見て、「どうしたの?スマホばかり弄って。」 「あ、え、はあ、佐伯さんには言ってもいいでしょうね、僕の教育係だから。実は今度の土曜日に母にフィアンセを紹介するんです。」 「え〜!嘘!き、君、結婚するの?」 「しー!声を小さくして!」 「ご、ごめん、びっくりしちゃった。」 「でしょうね、僕もびっくりですよ。」 「は?自分のことでしょう?どうして?」 「はあ、いろいろありまして。」 「ふ〜ん、ま、おめでたいことだからよかったじゃない。」 「はあ、よかったんでしょうね。」 「どうしたのよ、何かあったの?相談に乗ろうか?」 「はあ、でも、・・・。」 「今夜は暇?よかったら夕飯を奢るよ、私に話してみれば?」 「あ、いや、今夜はちょっと。」 「じゃ、何時でもいいわよ、夕飯を奢ってあげるから、いつでも言って、私はいつでも暇だから。」 「はい、ありがとうございます。」
仕事を終えて夕方会社の最寄り駅に向かっていくと改札の所で美幸さんが待っていました。「よ!待っていたわよ。」 「あ、すいません、早く来たんですか?」 「いや、5分ほど前。」 「これからどうします?」 「う〜ん、どうしようかなあ、ラブホにでも行く?」 「え〜!そ、それは。」 「冗談よ、冗談。真面目なんだから、瀬戸君。」 「は〜、びっくりした。」 「どこかで夕食を食べてから瀬戸君のアパートへ行こうか?」 「は、はあ。」と立ち話をしている所へ、「よ、瀬戸君、この人?フィアンセって。」 「あ!佐伯さん!そ、そうです。」 「こんにちわ、佐伯です。瀬戸君にはいつもお世話になっています。」 「はい、こんにちわ、美幸と言います。瀬戸君がお世話になっています。」 「瀬戸君、凄く可愛くていい子じゃない、良かったわね、おめでとう。」 「あ、はあ、ありがとうございます。」 「丁度いいじゃない、これから私が二人に夕食を奢っちゃおうか?お祝いに。」 「え!佐伯さん、いいんですか?」 「いいわよ、遠慮しないで、美幸さん、ご一緒に行きましょう。私の行きつけのお店に予約の電話を入れるから。ちょっと待ってね。」と佐伯さんはスマホで何処かに電話をしています。
「よし、オーケーよ、着いておいで。」と佐伯さんは改札に入りホームに上がると、「瀬戸君、何処でこんなに可愛い子を見つけたのよ。」 「え!そ、それは・・・。」と僕は答えに困ってしまいました。電車に乗って佐伯さんが家族でよく利用するという日本料理店に入り個室に案内され料理を待っていました。
「ねえ、瀬戸君、さっきの話、何処でこんなに可愛いお嬢さんと知り合ったの?」 「はい、代わりに私がお答えします。私の母が偶然旅行先で知り合って、凄くいい男性がいるからと私に紹介してくれたんです。私、母に紹介されて一目で好きになってしまって、私の方からアタックして婚約までしてしまいました。」 「でしょうね、瀬戸君、女性とはほとんど口がきけないみたいだもの。私とも仕事のことしか話さないしね。だから不思議だったの、フィアンセが出来たって聞いた時。」 「はい、昔の言葉で、押しかけ女房って言うんですか?あれです。瀬戸君はっきりしないので。」 「はあ、面白い子ね、美幸さん。瀬戸君のどこが気に入ったの?」 「はい、全部です。背が高くて男前で、真面目だし、それに・・・、これは内緒。」 「え?何?内緒って?」 「それは・・・、男女の仲のことです。」 「あ!そっち。なるほど性格が合ったってことね。」 「はい、そうです。私の方が一方的に惚れましたので逃がしたくなくて婚約しました。」 「まあ!はっきりした子ね、可愛いのに。」 「だって、瀬戸君、ここだけの話ですけど、とにかく凄いんです。」 「そ、そう、そんなに凄いの?」 「凄いんです!佐伯さんはご存じないでしょうけど、それはそれは凄いんです!」 「そ、そう、そんなに凄いの・・・。」そんな話をしていると料理が運ばれ始め、女将さんが現れて、「お嬢様、急にお電話いただいてびっくりしましたわ。会社の後輩さんですか?」 「ええ、女将さん、会社の後輩とそのフィアンセ。」 「まあ、フィアンセ、へ〜、お若いのに。お嬢様はまだですか?出来れば連れてきて合わせてくださいよ、待っていますよ。」 「あ、私、無理無理、嫌われ者だから。男が寄ってこないもの。」 「まあ、そんなこと、早くご両親を安心させてあげてくださいよ。」 「もう!そんなことを言うと料理が美味しくなくなるじゃん、女将。」 「あら、ごめんなさい、だって、小さなときから知っているから私も母親のようなものでしょう、だから。じゃ、ごゆっくり、お邪魔しましたね。」


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