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熱帯魚の躾方
【SM 官能小説】

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雛雛祭り(一)-2

 沙莉は、不思議そうに私のメモと美羽の顔を交互に見ている。
 アナルプレイは?アナルバイブにローター、アナルビーズはあり…と。アナルセックスは一回してみたけど痛かった。
「ちょっと美羽!アナルまでしてたの?」「うん、前彼がしたいって言ってたから…。」素のままに答える美羽に何故か沙莉のほうが顔を赤くしている。
 
 ここからが問題だ。沙莉と交わした奴隷誓約書や覚書には、第三者を介入させないことにしてある。また、私と美羽の接触について沙莉がどこまで許せるかにもよる。
 沙莉に任せることにした。「ズバリ聞くけど、美羽は御主人様とセックスしたい?」「うーん、したくなっちゃうかもしれない。でも、お姉ちゃん、嫌でしょ!」「それは…。嫌かな。」
 二人の協議の上、セックス以外は問題無いということになった。
 簡単に昼食を摂って15時から調教することにした。
「お姉ちゃん、片付けは私がするから…。御主人様にもっと甘えたら?」「でも…。」「いいから!中々、会えないんでしょ!」
 ソファーで寝転がり私の膝に頭を乗せた。沙莉の頭を撫ぜる。私の腹に顔を着けたまま、いつの間にか寝息を立てている。
 右側に座った美羽も沙莉の頭を優しく撫ぜる。「お姉ちゃん、ロケに行く前にお料理の仕込みとかしてたから…。」「そうだな、少し寝かせてやろう。」

「あっ、ごめんなさい!私ウトウトしちゃって…。」「さぁ、二人ともシャワー浴びて来なさい。」

 沙莉が用意したのか、美羽も綺麗なレースの下着を来て出てきた。沙莉は赤の上下に白いガーターベルト。美羽は青の上下に黒いガーターベルト。二人とも恥ずかしそうだ。
「美羽、間違ってるわよ!ほらガーターベルトが上になってる。」「お姉ちゃん、写真だったらこっち…。」「あれは、カタログ用。正確にはショーツが最後よ!」「お姉ちゃん、ありがとう。」沙莉が手早く直していく。
 美しい女性二人が美しいランジェリーを着て並ぶ、神々しくて何時までも眺めていたくなる。

「調教を始める。」沙莉が奴隷の挨拶を教える。「御主人様、ご調教宜しくお願いします。」二人が膝まづいて左右の足の甲へ口付ける。沙莉は赤い首輪を着け、美羽には即席の縄の首輪を着けた。
 まずは、菱縄に縛ることにしたが、美羽の教育も兼ねて、奴隷同士で縛らせることにした。「沙莉、美羽に菱縄縛り。美羽も沙莉に習って沙莉に菱縄縛り。股も結び瘤はアナルだけにしなさい。」「はい!御主人様!」二人揃っての返事が嬉しいが顔に出してはいけない。

 沙莉が手早く美羽に赤いソフトロープをかけていく。二つ折りにした縄の折り返し部分の輪を頭から通す。身体の正中線に沿って、両乳房のやや手前と乳房の下、へそのあたりに結び目を作る。
 美羽も沙莉が縛りやすいように頭を傾けたり縄を持ち上げたりして手伝う。「足を開いて。」「はい。」アナルにあたる結び目を作り前と同じような位置に背中側にも結び目を作る。肩甲骨の間を通り、下から首の縄に通す。脇から身体の両横を通して菱形を作っていく。最後は痛くない程度に強く締め込む。
 美羽が玄関にある姿見に駆けていく。「すごーい!お姉ちゃん、綺麗に縛れてる。」美羽に気遣ったのか余った縄は背中側で大きなリボンのように結んである。
 美羽も自分の身体を手本にしながら、沙莉に黒いソフトロープをかけていく。事前に練習でもしていたように思ったより手早く綺麗に縛る。

 二人にシンプルなダイヤル式のローターを渡す。「御主人様にローターを頂いたらこうしてあそこに挟んで、スイッチは左側のストッキングに。」「お姉ちゃん、こう?」沙莉が教える。
 沙莉の首輪にはチェーン、美羽の首輪には縄をかけて、コートを着せ、履いてきたブーツを履かせて外に連れ出す。
 二人のローターのスイッチを入れ、弱めの振動にして、散歩に行く。「ハァハァ…。」吐息が漏れる。お互いに内股になるが、沙莉が教えて背筋の伸ばす。
 沢に降りる細い道に入り、コートを脱がせる。美羽の顔が赤く染まる。手で胸と股間を隠そうとする。「駄目よ!手は身体の横!」沙莉が指導する。
「美羽は、こういうのはしたことないのか?」「夜の公園でしたことはあります。お昼は初めてです。」「こんな山の中、誰もいない。心配するな。」「はい、御主人様。」
 美羽を慰めるように沙莉が手を繋いで沢へと歩く。沢へと着くとチェーンとリード代わりの縄を外して、好きに遊ばせる。「きゃー、冷たい!」「お姉ちゃん、水かけちゃ!冷たいって!」仲良く遊ぶ光景を観ながら大きな岩に腰掛けた。
「よし、ご奉仕しなさい!」ローターの振動の強さを中位にする。「くっう、ハァハァ…。」「アッ、ハァハァ…。」沙莉が教えて、靴から脱がせて、私の下半身を露出させる。躊躇せずに足の指から舐め始める。沙莉が隣にいるから美羽も迷いなく真似をする。
 膝に上がる頃、「ローターを一番強くしなさい!」舐めながら沙莉が従い、美羽が続く。「勝手にイくなよ!いいと言ってからだ!」「アッアッ…アアア…。」二人の喘ぎ声が同調していく。付け根に辿り着く頃、「イっ、イっても宜しいでしょうか?」「お前のほうが先輩だろ!まだ、我慢しろ!」「は、はい…。」沙莉のほうがやや敏感なようだ。
「ご、御主人様、私もイっちゃいます!」「まだだ!」二人の奴隷の喘ぎ声を聞きながら、奉仕を楽しむ。沙莉がペニスを美羽が陰囊を頬張る。足を伸ばして、二人の股間のローターを押さえる。「御主人様、ダメ!イっちゃいます!」「十数えるまで我慢しろ!ほら数える!」二人揃って「十、九、八…。」つま先でグリグリとローターを動かす。「イっ、イくぅー!」二人同時に達する。
「と、止めても…。」沙莉が懇願する。「十秒我慢出来なかった罰だ。そのままだ!我慢出来たほうから止めてやる。」
「ひっ、アッアッ…。」「か、感じ過ぎちゃう。」


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