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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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昔の男との邂逅B-8

「何も、してないでしょ……ん、ん……」

また、抱き寄せられて、唇を奪われる。
激しいわけでは無い。優しい、それ。
唇の形を確かめるように幾度か下唇を甘噛みされる。
横向きから、次第に加奈子が組み敷かれる体勢になる。

加奈子も理央の首に手を回して、引き寄せ、彼の唇の愛撫に応え続けた。
今にも始まってしまいそうなのに、優しく、唇を吸い続ける理央。
加奈子もその体を指でなぞられて、高みに昇りたいと思うがーー隣には柚木が、下には木綿子が眠っている。
加奈子が声を抑えたとしても、理央が腰を激しく振ったならばベッドが激しくきしむだろう。

そして理央の固くなったペニスが加奈子の太ももに当たり続けている。

「ん、理央……。もう、これ以上はだめ」

加奈子は唇を離して、自分の気持ちを抑えるために訴えた。

「ちゅーだけしかしない。大丈夫……」

「ん、ぅ」

また、貪られる。
理央は無意識に、加奈子の太ももに自ら強くペニスを押し当てているようだ。
加奈子も我慢できなさそうに、理央の背中を引き寄せ、いやらしい手つきで背中をなぞり、固いそれと密着する体をくねらせてしまう。

「ーーん、ん……理央、だめ、あたしが、我慢できなくなる……そんなにキスされたら……」

「ホントに思ってくれてる?」

「当たり前じゃない。こんなに優しくされたら、もっと安心させて欲しくなる」

加奈子は理央の首筋に唇を押し当てて、背中に這わせる手をずらすと、そのまま二人の体の間に差し込む。

「……このまま、いて」

耳元に、理央の荒い吐息が聞こえる。下半身には彼のそれが密着していて、今にも目の前の自分の体を愛したいことが伝わってくる。
加奈子は自らのズボンとショーツの中に右手を差し入れると、中指をそこに宛てがう。
そこはとろとろに溶けきって、先程変えた下着は用をなしていない。
くぼみだけでなく、溢れるそれのせいで陰核の辺りまで当然濡らしていて、指が滑る。陰核を捕らえるのが難しいほどだった。
指を動かすと、くちゅり、と静寂な部屋に、粘着音が響く。

加奈子は左手で、じっとりと汗ばんだ彼の体を引き寄せたまま、指をゆっくりと動かし出した。

「ん……ふ……ぅ」

卑猥な行為を行なっているのに、お互い声も出さずに、優しい時間が流れている。

理央は加奈子の意図を汲んで体を触ろうとはしない。
耳元にさりげなく、唇を触れさせて、加奈子の甘い匂いを嗅ぎ取っているだけだった。

「ん、んん……」

以前、我慢できなくなって、彼の前で激しく自分を慰めてしまったときとは違ってーー体の昂りを鎮めたいと思いつつ、ただ彼で安心する感覚が欲しかった。

「理央、ちゅ……して……? ホントは……ナカ入れて欲しい……から、お口の中だけでも……いっぱいにして」

「わかった……」

理央は恐る恐る、神聖なものにでも触れるかのように、唇を押し当てる。
それなのに、加奈子は理央の舌を求めようと、彼の唇を甘噛みして、舌を押し込む。


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