老齢のカップル-3
「翔君、帰ったら絶対に連絡をくださいね、私、もう君を忘れられなくなっちゃった。こんなおばあちゃんは嫌かもしれないけど、ね、絶対よ。」 「うん、うん、私からもよろしくお願いするよ。来てもらえれば君にはいろいろ優遇するから、ね。」 「は、はあ、分かりました。」 「ふ〜、今度の温泉旅行は正解だったな、敏江。」 「はい、あなた、私幸せよ。」 「うん、私も嬉しいよ。じゃ、そろそろ、我々は引き上げようか?若い二人がこれからお楽しみだろう。邪魔をしてはいけないだろう。」 「はい、あなた、ラウンジに行って飲みなおしましょうか?」 「おう、そうだな、そうしよう。」
二人は部屋着を来て僕たちの部屋を出て行きました。