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義父に犯されて:午前十時を過ぎたなら
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第四十五章 「ご褒美」-2

「電気・・消してくれる・・・?」
上目遣いの表情が武の胸にズキンと響いた。

「わ、分かった・・・」
慌ててテレビの脇に置いてある照明のリモコンを取りに行き、豆電球にした。

明るい所では決して肌を見せない妻の性格を思い出したと同時に、ここで気を変えられるよりは素直に照明を暗くすることを選んだのだ。

流石に真っ暗ではベッドルームと違って勝手が分からないから豆電球だけは残したが、恵は反対もせずに小さな声で囁いた。

「ありがとう・・・」
はにかむような笑みを浮かべて俯いている。

(めぐみ・・・)
武の喉がゴクリと鳴った。

暗くした照明が返って妻を妖しく演出する。
ソファーに座り直し柔らかな身体を抱きしめた。
恐る恐るシャツの中をまさぐる。

「あぁ・・・」
今度は抵抗することなく身を任せてくれている。

「めぐみ・・はぁ・・・」
小さくキスを繰り返しながらバストを揉んでいく。

「あ、あんっ・・・あ、はぁ・・あ・・・」
素直に愛撫を受け止める妻の顔に笑みが浮かぶ。

(あぁ・・わ、わたし・・・?)
恵は不条理な感情に戸惑っていた。

夫に犯されている。
義父と愛し合ったソファーで。

それだけの事で恵は夫にベッドインまでの「お預け」を告げる事が出来ぬ程、感じていた。 
武が舌を這わすだけで恵のピンク色の乳首は固くなっていった。

恵も抱かれたかったのだ。

だが、流石に夫の前で裸になるのは恥ずかしい。
義父には全てを晒したというのに。

矛盾した感情が興奮を呼ぶ。
義父とは違う夫への想いが逆に切なく胸を震わせる。

夫が欲しいと、思った。
繋がる前から花園には蜜が溢れ、武のものを待ちきれぬように飲み込んでいくのである。

正面座位で二人は繋がった。
昼間の義父とのセックスと同じ体位だ。

「ああっ・・・いいっ・・あんっ・・・
か、感じる・・・こ、こん・・な・・に。
あなた・・愛している・・好きぃ・・・」

「ああっ・・おぉ・・いいっ・・よぉ・・・
恵、めぐ・・み・・・いいっ・・おぉ・・・」

余りの気持ち良さに武は我を忘れて突き上げる。
恵も疲れているのにも関わらず、激しく応じてしまうのであった。

昼間もあれ程、義父に貫かれたというのに。
義父に比べれば遥かに劣る武のテクニックであるが、恵は物凄く感じていた。

一日の間に二人の男に犯されるというシチュエーションが、恵に多大なオーガズムを与える。
自分がこれほど淫乱な女とは思わなかった。

夫に対する罪の意識が快感を運んでくれる。
義父の調教の成果が武に更なる欲望を抱かせる。
やがてそれは官能にむせぶ声になり、叫びに変わっていった。

「ああっ・・・いいっ・・あっあっあっ・・・
んふぅ・・・いやぁ・・はぁん・・・
あ、あなたぁ・・・はぁ・・ふぅん・・・」

「ああ・・う、おおぉ・・・
恵、好きだっ・・・
恵、めぐみ・・・めぐ・・みぃ・・・」

明りを消して薄暗くしたリビングで影が揺れていた。
恵は義父に教わったばかりの体位で腰を振っている。

頭の中では義父と夫の二人に抱かれていた。

「あっあぁ・・・いいっ・・いいっー・・・
か、感じる・・こ、こん・・な・・にぃ・・・」

「恵、めぐ・・み・・・
いいっ、いいよぉー・・・」

武は又、大きな衝撃を受けていた。
恵が自分からまたがるようにして腰を使ってくる。

TVの黒い画面に二人の姿が、以前観たアダルトビデオよりも淫靡に映っている。
二人はもう隣家に住む啓介の事も忘れて、欲望を貪っていくのであった。

ただし、恵は時折義父を思い浮かべてはいたが。
ただ暗闇の向こうに僅かに漏れる、たて筋の光が覗かせていた事には気づかなかった。

二人の昇っていく声は、益々大きくなっていくのであった。


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